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2009年9月13日

  • ヒトのオスは飼わないの? 米原万理 (文春文庫)
    評者:ひっちぃ 評価: 傑作(30点) 分類:随筆・日記
    ロシア語通訳で作家の米原万理が、あるときからあるときまで飼っていたペットの犬や猫たちとの出会いや生活を語ったエッセイというかドラマ仕立ての記録。国際会議場の庭で出会った子猫を飼い始めたり、不思議ななりゆきで出会った妙に利口な犬を飼い出す一方で、放し飼いにしていていなくなったネコ、激しい雷の夜にどこかへいってしまった犬など。

2009年9月9日

2009年9月8日

  • 文学少女と死にたがりの道化 野村美月 (ファミ通文庫)
    評者:ひっちぃ 評価: いまいち(-10点) 分類:ミステリー
    高校の文芸部に巣食う、本を食べて味わうお下げの妖怪美少女・遠子先輩にせがまれ、甘い恋の物語に見せかけて奇妙な短編を日々書き綴る主人公の少年。二人のもとに、ラブレターの代筆を頼む夢見がちな少女が訪れる。ところが彼女の相手であるはずの「愁二先輩」はどこにもいなかった。太宰治「人間失格」に絡めたライトノベルなミステリー小説。

2009年9月5日

  • 生徒会の一存 葵せきな (富士見ファンタジア文庫)
    評者:ひっちぃ 評価: まあまあ(10点) 分類:学園もの
    生徒の間の人気投票で生徒会役員を決める私立碧陽学園では、美少女たちが生徒会役員を勤めていた。そこへ無類の美少女好きでエロゲマニアの杉崎鍵が、学力で選ばれる特別枠で乱入し、生徒会役員会を自らのハーレムとすべく日々調子に乗っているのだった。学園モノでハーレムモノの連作短編ライトノベル。

2009年8月31日

  • 機動戦士Vガンダム 富野由悠季 監督
    評者:ひっちぃ 評価: いまいち(-10点) 分類:アニメ
    いまなお特に三十代四十代の男性から根強い人気を持っているロボットアニメのガンダムシリーズのうち、初期作品と同じ時間軸の世界を背景とした最後の作品。地球連邦が疲弊し、宇宙コロニー群サイド2に興ったザンスカール帝国が地球侵攻を企てる中、民間人を中心に組織したリガ・ミリティアがガンダムと名の付く新型兵器をひそかに開発し反攻しようとする。わずか13歳の少年ウッソ・エヴィンは小競り合いに巻き込まれ、ガンダムのパイロットとして活躍するようになる。

2009年8月29日

  • 超不都合な科学的真実 ケイ・ミズモリ (徳間書店 5次元文庫)
    評者:ひっちぃ 評価: まあまあ(10点) 分類:自然科学・数学
    ガンの特効薬、電子レンジの健康への害、アメリカで起こる大停電の謎、逆再生のメッセージの力、実在がほのめかされる反重力など、オカルトじみた事象が存在するかもしれないことを色々な資料から解説してみせた本。

2009年8月23日

  • お金儲けは「感謝集め」 勝間和代 (産経新聞 人生戦略の立て方 2009.8.22)
    評者:ひっちぃ 評価: いまいち(-10点) 分類:経済・産業
    お金についてオープンに語るのが「はしたないこと」だった時代は去り、いまは考え抜いて金儲けすることがみんなの幸せになるのだと主張している短文。
  • MOTHER 3 糸井重里、HAL研究所、任天堂
    評者:ひっちぃ 評価: まあまあ(10点) 分類:ロールプレイングゲーム
    家族旅行で祖父の山小屋に出かけた妻と子供たちを見送った父親だったが、山火事が起きて家族とは音信不通になる。森では動物たちが凶暴化しているとの不穏なうわさを聞き、父親は家族を助けに行くが、たどり着いたときに妻は亡くなり、息子のうちの双子の長男は行方不明になった。次男は兄の行方を探す旅に出るが、怪しい集団がうごめき始めていた。コピーライターをはじめマルチなことをやる糸井重里によるコンピュータRPGの第三弾。

2009年8月22日

  • オリガ・モリソヴナの反語法 米原万理 (集英社文庫)
    評者:ひっちぃ 評価: 傑作(30点) 分類:フィクション活字
    旧共産圏のチェコにはロシア語で教育を行うソビエト学校があり、世界各地の共産党関係者の子弟がそこで学んでいた。その学校にあって踊りを担当していた名物教師オリガ・モリソヴナは、毒々しくも美しい老女で、クセのある反語的な罵倒が彼女のキャラクターだった。日本からの留学生だった弘世志摩は、三十数年後の今になって当時の彼女のまことしやかなホラ話が気になり、休暇を利用して彼女の過去を調べていく。ロシア語通訳者から作家になった米原万理による小説。

2009年8月17日

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