2009年6月20日
- パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記 田丸公美子 (文春文庫)
評者: 評価: 最高(50点) 分類:国際
まだ日本の若者がイタ飯とかブランドものに身近に接するようになる前からイタリア語通訳として日伊の言葉と文化の架け橋をしてきた陽気な作者の面白い体験をまとめた小品集。
2009年6月10日
- 他諺の空似 ことわざ人類学 米原万理 (光文社文庫)
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:社会科学
下ネタの小話で一つ一つことわざを挙げ、それと似た世界中のことわざを紹介し、最後にアメリカ批判や社会風刺や自嘲で結んだ小品集。
2009年5月30日
- 17歳のための世界と日本の見方 セイゴオ先生の人間文化講義 松岡正剛 (春秋社)
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:歴史
比較文化的な話から始まり、そもそも文化とはどのようにして生まれたのかを物語や宗教の歴史から説明し、では日本はどうだったのかというところまで解説した本。作者が大学生に行った講義をもとに書き起こされている。
2009年5月25日
- 仕事の話 斉藤薫(美容ジャーナリスト) 聞き手: 木村俊介 (週刊文春 2009.5.28)
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:スポーツ・文化・ファッション
「あらゆる女性誌で美を説き続ける」という、美容記事を専門に書くライター斉藤薫のインタビュー記事。
2009年5月24日
- 世界を読みとく数学入門 日常に隠された「数」をめぐる冒険 小島寛之 (角川ソフィア文庫)
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:自然科学・数学
整数、分数(有理数)、無理数、虚数(複素数)と順番に身近にある例を挙げながら数学を解説していっている本。
2009年5月20日
2009年5月16日
- ドロップ 品川ヒロシ (幻冬舎よしもと文庫)
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:フィクション活字
中学は私立の全寮制の学校に進学したヒロシは、親の目が届かないことで落ちこぼれて不良化し、不良マンガの影響を受けて私立ではなく底辺公立校の本物の不良たちとつるみたいと願い、親にウソをついて転校する。どこか本物ではないまがい物の不良だったヒロシが、転校先の不良たちから仲間と認められて溶け込んでいき、友情を育みながらめちゃくちゃな生活を送る様子を描いた自伝的小説。
2009年5月8日
- お釈迦様もみてる 学院のおもちゃ 今野緒雪 (コバルト文庫)
評者: 評価: 駄作(-30点) 分類:学園もの
仏教系の男子校に入学してまもなく、体育会系にも文化部系にも属さずに孤立していた福沢祐麒は、不敵な生徒会長の庇護を受けることとなったが、その事実はまだ周知されていなかったため、ふとしたことから再び目をつけられて狙われてしまう。そんな中、生徒会長は祐麒に全校生徒の前で安来節を踊るよう命じる。ミッション系女子高のちょっと百合な世界を描いて大人気だった「マリア様がみてる」シリーズの外伝の二作目。
2009年5月2日
- AKIRA (映画版) 監督: 大友克洋
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:アニメ
第三次世界大戦で荒廃し復興しつつある仮想未来の東京で、落ちこぼれの学生たちが吹きだまる職業訓練校の少年たちはバイクを乗り回してはケンカばかりしていた。ある日彼らは、反政府組織が連れ出した奇妙な少年とそれを追う軍の追跡劇に巻き込まれ、鉄雄がバイクで事故を起こしてしまう。軍の病院に搬送された鉄雄は超能力に目覚め、幼い頃から兄貴分だった金田を見返そうとして暴走する。その超能力は、先の大戦で極秘扱いとなっていたアキラがかつて発現させた力だった。
2009年4月19日
- KORE 2 SOFTWARE EDITION Native Instruments
評者: 評価: まあまあ(10点) 分類:音楽
ソフトウェア音源を統合して整理してパフォーマンスするためのソフトから、ハードウェアコントローラを除いたもの。数百種類の音色を持つソフトウェア音源、数十種類のエフェクトも含まれる。