2007年6月4日
- 鍵 谷崎潤一郎 (新潮社版)
評者: 評価:
傑作(30点) 分類:フィクション活字
五十代のひ弱な大学教授は一回り年下の四十代の妻と妥協の産物的な性生活を送っていたが、ある年の正月明けから妻に読まれることを狙って自分の本音を日記に綴りだす。ほぼ同時期に妻も日記を書き出すのだが、互いに日記を読んでいないと言いながら実生活に日記に虚虚実実の策謀を繰り広げつつ、真実が分からないままかつてない深い性生活を送るようになっていくさまをその結末まで描いた作品。
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