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    new balance(ニューバランス)

    傑作(30点)
    2020年2月9日
    ひっちぃ

    アメリカのスポーツシューズメーカーであるニューバランスの定番モデル574の、主に男性向けの色がオールブラックのもの。ソール(靴底)が柔らかくて快適なクッション性能を持っているのが特徴。

    会社がいまだにフォーマルなファッションを求めてくるため、長年仕方なく革靴(もどき)を履いてきたのだけど、歩きやすいのが一番だろうと思ってここ数年はホーキンスとかの革(合皮)だけどちょっとカジュアルなウォーキングシューズを履くようになっていた。だったらいっそのことスニーカーを履けばいいんじゃないかと思ったものの、さすがに白とか青とか赤とかの色は派手で目立つから無理なので、じゃあ黒だったらいけるんじゃね(!?)と思って探してみたらあったので買ってみた。なかなかよい。

    このモデルに行き着くまでに他に四足買っている。自分が初めて買ったスニーカーは同じニューバランスのMW880だった。別にスポーツやるわけではないけどスニーカーが欲しいと言ったらABCマートの店員が勧めてくれた。これはウォーキングシューズというカテゴリの製品で、歩きやすさを主眼として作られているので軽いのが特徴となっている。一万円ぐらいするのにこんなにスカスカでいいのかと当時は思ったのだけど、丈夫だしメッシュなので通気性もよく靴としての性能は素晴らしかった。ただ、このとき買ったモデルは色がカーキ(薄茶色)なので仕事に履いていくことは出来なかった。


    このあとホーキンスのHL80040という定番のウォーキングシューズを買った。こいつはいかにも革靴っぽい見た目なのにゆったりしている上にクッション性があって歩きやすく、おまけに防水になっていて非常に実用性が高かったので長いこと履いていた。だいぶ履いたのにソールもそれほどすり減っておらず丈夫だったけど、さすがに合皮にだいぶ折り目がついてくたびれてきたし、ちょっと重いという欠点もあった。


    同じ時期にロックポートのウォーキングシューズ(ビジネスカジュアル)も買って並行して履いていた。こいつはホーキンスのHL80040と比べて軽くて足によくフィットし歩き心地が良くて非常に気に入っていたのだけど、ソールの摩耗が進んでツルツルになってしまった。履き心地が良いということは柔らかいということなので、どうしても耐久性とトレードオフになってしまう。それに革(合皮)なので蒸れるという欠点もあった。

    だったらいっそのこと真っ黒なスニーカーはないかと思ってアマゾンで探していたらニューバランスのM413というのがあったので買ってみた。こいつはランニングシューズというカテゴリらしく、MW880以上に軽かった。ほとんど蒸れないのはいいけど正直ペラペラだった。いまのところ耐久性に不安はないけれど、足を動かすとペラい生地が頼りなげに引っ張られて不安になる。いつかビリッていくかもしれないと想像してしまう。それに生地が薄いので冬場は足が寒い。


    同時に同じくニューバランスのMW1350というこれまた黒いモデルも買った。こいつはトレッキングシューズという山登り用の靴だった。悪路を長時間歩くことを考えているため、クッションだけでなく生地が全体的に非常に分厚い。普通トレッキングシューズは足首まですっぽりと包み込むものなのだけど、こいつはローカットモデルといって上が普通のスニーカーと同じぐらいまでしかない。でも非常に重いしガッチリ防水なので蒸れる。あとソールがグレーなのでわずかに目立ってしまう。


    それでようやくML574にたどり着いた。まずアマゾンで不人気色の投げ売り品を試しに買ってみたのだけど(微妙な色のくすんだピンク)、クッション性が非常にスポーティで履き心地がよくて気に入ったので、最終的に真っ黒のモデルを買い足した。574シリーズはニューバランスの中で996に次いで定番のモデルで、なかでも最近もっとも力を入れていると言われているらしい。996も見てみたけどアマゾンにはソールが白いモデルしかなく、公式オンラインストアにはソールが濃いグレーのモデルがあったけれど高かった(一万五千円ちょい)。一方のML574のこのオールブラックモデルはアマゾンのセールで八千円ぐらい(不人気色は五千円以下で買えた)。ロゴのNやラインがやや灰色がかっていることを除くと、ソールまで徹底的に黒なので目立たない。まあ分かる人が見ればバッチリNのマークがついているのだけど(!)、ナイキやアシックスほどあからさまじゃない。


    ちなみにニューバランスの型番はまず先頭の文字がMならメンズで、二番目の文字があれば主に生産国の変更によるマイナーチェンジ、最後の数字がモデル番号となっているみたいだ。

    懸念していた点として、さきほどのMW1350は幅広の4E、M413はやや幅広の2Eに対して、このML574はDという標準的なウイズ(幅width)のモデルしかないことだった。正直自分には2E~4Eぐらいがちょうどいいのだけど、Dでもそれほど窮屈ではなかった。

    そういえば以前ヤコフォームという幅広の革靴を履いていたけれど、本物の革靴なので手入れが大変だし、ひさしぶりに履いてみたらソールが固くて足首を痛めそうだった。というか多分スニーカーのせいで足首がスポイルされたんだと思う。…「スポイル」っていう単語をあえて使ってみたけど、あえて使いたくなる言葉か?と毎度思う(笑)。日本語の「甘え」と同じで、他の言語にない微妙なニュアンスのある言葉だと思うけれど、使ってる側のイキり具合がかっこわるい。


    正直いままでテレビでスニーカーをバカみたいに何足も買っている人たちを見て理解できなかったけれど、色々あって面白いなと思った。MW880はまったく同じモデルの色違いを人からもらったのでその日の気分によって使い分けているのだけど、ズボン(いまはパンツって言うんだっけ?)やアウター(上着)にあわせようと考えるのもちょっと楽しい。機能性があるのでオタク心に響くし、ほぼ毎日(ひきこもっていなければ)使うものなので楽しめる時間が必ずある。

    本当は黒じゃなくてカラフルなモデルを履きたい。ホビーハイザックみたいな(おっさんにしかわからんな)。でもニューバランスのカラフルなモデルは大体女性向けみたいだった。だいぶ前にナイキの限定モデルがカツアゲ(恐喝)にあって取られるなど人気が過熱したことがあったけれど、あんな蛍光色が人気出るのはいまならとてもよくわかる。さすがに何万も出すのは理解できないけど、好きな人にとっては価値があるんだろうなあという風には思えるようになった。

    [参考]
    https://shop.newbalance.jp/shop/
    g/
    gML574ETE

    (最終更新日: 2020年2月9日 by ひっちぃ)

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