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    Apple, NTTドコモ

    傑作(30点)
    2014年11月1日
    ひっちぃ

    株式時価総額世界一の精密機器メーカー・アップルが2013年9月に出したスマートフォンiPhoneの新しいモデル。前年に出したiPhone 5の改良版で、外見はほとんどいっしょだがパフォーマンスが大幅に向上し、指紋認証できるようになった。そしてこのモデルから日本ではソフトバンクとau(KDDI)に加えてNTTドコモでも契約できるようになった。

    発売してすぐだと十万円近い定価を払わなければならないためしばらく様子見をしていたのだけど、12月になってカメラのキタムラでMNP(乗り換え)で二台同時に乗り換えるとともに新規でフォトパネルを契約すると一台につき4,800円で契約できるとのことだったので契約した。

    ちなみにその後、年が明けて二月の頭からドコモはこのiPhone 5sを投げ売りしはじめ、一括0円どころか二台で0円に加えてキャッシュバック数万円をバラまくようになってガッカリした。まさかドコモがこんなに早く投げ売りし始めるとは予想できなかった。携帯電話の契約を繰り返して儲ける俗に言う「携帯古事記(乞食)」と呼ばれる人々の間では、二月が一年で一番携帯電話が投げ売りされる時期というのが常識だったらしいのだけど、それでもこのドコモの思い切った投げ売りは驚きをもって受け入れられた。ちなみに三月になると新入生が契約しにくる時期になるため、あまり宣伝しなくても客が来ることからキャリア(ドコモなどの回線会社)から代理店へのインセンティブの額が少なくなるようだ。

    今回なぜ自分がドコモにしたのかというと、MVNOつまりドコモなどから通信回線を卸してもらって格安でサービスを提供している通信事業者を利用することを考えていたから。MVNOはいまだとau(KDDI)の通信回線を利用するmineoがあるけれど、当時はドコモ系ばかりでドコモの端末しか使えなかった。つまり、ソフトバンクやauで契約したiPhoneはソフトバンクやauと契約したままでないと通信できないのだけど、ドコモと契約したiPhoneだとドコモとの契約を切ってMVNOと安く契約すれば通信できる。

    でこのiPhone 5sなのだけど、機能的には前年のiPhone 5と大して変わってない。CPUはかなり速くなったらしいのだけど、CPUを使うようなソフトは自分の場合ほとんど使わない。指紋認証は便利だけど、指紋認証を使うことでパスコードやApple IDのパスワードの入力の手間が省かれるだけで、別に新たになにか出来るようになるわけじゃない。地味にいいことなんだけど、なかなかメリットとして感じにくいところだと思う。そんなに頻繁に認証しないし、自分は端末をロックしない。

    大型化の進むスマートフォンでこの小ささは素晴らしいと思う。凝縮された金属ボディはとても高級感がある。現在自分はソニーのXperia Z1fというこれよりわずかに大きいAndroidスマートフォンを常時携帯しているのだけど、美しさという点ではiPhone 5sが一歩リードしていると思う。

    自分がスマートフォンを使う大きな目的として2ちゃんねる(巨大掲示板)の読み書きと電子書籍の閲覧がほとんどなのだけど、iPhoneだと2ちゃんねるを読み書きするための専用ブラウザの機能が貧弱で使っていられない。画面が小さいので、電子書籍で小説を読む分にはギリギリ大丈夫なのだけど、マンガをこれで読むのはさすがに厳しい。というわけで、残念ながらiPhoneは現在常用していない。

    ヘッドフォンを使うと音質がいい。イコライザによるごまかしではなく本当に音がいいと思う。ウォークマンで知られるソニーが出しているXperiaよりも明らかに音がいい。というかソニーが手を抜きすぎ。でもiPhoneはストレージ(記憶領域)を増設できないので、16GBモデルを買った自分はほとんど音楽を入れられず、音楽プレイヤーとしても常用できないのだった。32GBモデルや64GBモデルもあるのだけど、上位モデルにするには一万円ずつ価格が上がるという信じられない殿様商売をしている。AndroidなんかだとmicroSDカードでいまなら64GBが三千円以下で買えるのに(格安のだと千円ちょっとからある)。

    ドコモ固有の点として、メールが来た時の通知アプリの出来が悪く、通知が来て放っておくとずっと画面に表示され続けるのかバッテリーが異常に消耗してしまい、最悪バッテリーが切れて電源が落ちていることもあった。これは明らかな欠陥だと思う。そのせいか、最近になってドコモはようやくメールの通知にプッシュ(メールが来たかどうかをこっちから定期的に確認するのではなく向うから信号が来る)の技術を取り入れたのだけど、発売から一年も掛かっているのでは遅すぎる。ちなみにドコモは発売当初もメールのサービス自体が後日対応という信じられないことをやった。なんと発売当初にドコモのiPhoneにした人はそれまでメールを見れなかったというから驚かされる。

    このiPhoneといいiPadといい、製品の完成度はとても素晴らしくて使っていてうっとりするのだけど、いざ実用するとなるとてんで使えないのが自分にとっての最近のアップルなので、いくら欲しくても買わないのが正解なんじゃないかと気づきつつある。でも今年のiPhone 6は大きくなったんだよなあ。これにより電子書籍の閲覧の問題はクリアされそうなので、今年も安くなってきたらまた契約してしまうんじゃないかと思う。でもたとえ電子書籍が見れるようになっても2ちゃんねるを見るのが不便なので、常用できるかどうかは微妙なところ。iOSの残された数少ない優位点としてバッテリー消費が少ないことが挙げられると思うのだけど、それもAndroidの5から30%ほど改善されるというので、ますます劣勢になってきそう。来年は多分iPhone 6sなのでブレイクスルーも少なそうだし、ソフトウェアの統制も変わらなさそうなので、アップルはこれからますますシェアを落としていきそうだなあ。電車に乗っていてもiPhone以外を使っている人が結構目立つようになったし。

    任天堂がスマートフォン出せばいいのになあ。

    ちなみにこのとき契約した二台のiPhone 5sのうち、一台はいまも使っていて老いた母親に持たせていて、今年から始まったカケホーダイにしたら予想外に喜んでいた。もう一台は父親に勧めてみたものの要らないと言われたので最初は自分で使い、そのうちあまり便利じゃないことに気付いてせめてデータプラン(旧)で安くしようと思ってドコモショップで手続きを進めていたら、データプランにすると二年縛り(二年ごとに契約を見直さないと途中で解約すると一万円ぐらい取られる)がリセットされるというので月々サポート(毎月の利用料金から一定期間割引してくれる)の期間とズレてしまうことが分かり、仕方なく他社に乗り換えることにした。いまは最近契約したiPhone 5cのカケホーダイのSIMを入れているので、電話したいときのために一応カバンに入れて持ち歩いている。Android機にSIMを入れてもいいんだけどAndroidばっか持っててもしょうがないので。

    (最終更新日: 2014年11月2日 by ひっちぃ)

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