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  • Aria (S31HT)とe-mobile

    HTCとe-access

    傑作(30点)
    2012年5月24日
    ひっちぃ

    スマートフォンのOSとして世界一のシェアを持つGoogle Androidを搭載した携帯電話を初めて市場に出した台湾HTCによる小型スマートフォン。全長10.41cmと重さたったの107.7gという小型で美しいボディが特徴。

    ぶっちゃけ携帯電話は自分には不要というか、いつでも連絡がつく状態にしておくとうっとうしいだけだと思ってずっと買わなかったのだけど、外出時に公衆無線LANでネットをやるのが不便に思えてきたこともあり、携帯電話キャリアe-mobileでパケット定額のテザリング(PCなどからのインターネット接続を仲介する機能)が出来ることを知ったので契約してみたのが2011年3月7日のことだった。それからたった四日後、あの3・11の地震が起こり、電車が止まっていたのでこいつをナビ代わりにして自宅を目指したのだった。臨海副都心から銀座や国会議事堂前を通り、新宿をやや過ぎたあたりまで歩き通した。

    解像度が320×480しかないのは本体の大きさからみてもしょうがないと思った。ブラウザを立ち上げるとあまりの画面の小ささにイラつく。でもまあなんとか使えるレベルだと思う。拡大縮小もできるし。でもRetinaと銘打ったiPhone/iPodのディスプレイ640×960を体験してしまうとこのAriaはドットが粗く感じてしまう。青空文庫ビューアで活字を読む分には不自由ないが、画像ファイルを読むのはキツい。動画の再生もデコード自体はエンコード次第でまったく問題ないが、そもそも画面が小さいので視聴には向いていない。

    音楽プレイヤー代わりにもなるけれど、音質は本当にいまいちだった。私の手持ちのポータブル機器の中では、ウォークマンが一番、iPodが二番で、それより二馬身うしろにこのAriaといったところだろうか。

    使わないときはいいのだけど、ネットに接続しているとバッテリーが結構早くなくなる。たぶん一時間ちょっとでなくなると思う。テザリングを無線LANで行っているから3Gとダブルでバッテリーを食っているのだろう。この小さいボディにしてはなんとか実用レベルだと思う。

    台湾HTCは高級機に注力しているメーカーみたいだけど、最近は旗色が悪いらしい。高級機では韓国Samsungにリードされ、廉価機では中国のメーカーの独壇場だそうだ。

    台湾は既に一人当たりGDPが日本を上回っていて、工業製品を見ると日本製とほとんど遜色がないどころか上回っているものもあるように思う。たとえば自作PCをやっていてアルミケースで有名なLian-Liの製品なんかは日本の星野金属工業やAbeeなんかよりもいい仕事していると思う。マザーボードは言わずもがなだし。完成品のPCでもASUSやAcerなんかはもはや家電量販店で国内メーカーと同じかそれ以上の販売スペースを持っているもんなあ。

    でも、それにしてはこのAriaの電源スイッチがヘタったのはどういうことだろう。接触不良を起こして、スイッチを強く特定の角度で押さないと反応しなくなってしまった。きっと雨水が入ったせいなんじゃないかと思うけれど、一年そこそこで調子悪くなるものだろうか。こういうところは日本製品のほうが強いんじゃないかと思う。って、スイッチは日本製だったりして?w

    このサイズでこの機能は唯一無二だったけれど、去年Sony Ericssonからも似たような端末が出て、機能面で負けている。HTCはこのAriaの後継機を出していないと思う。大きい端末のほうに注力しているのかな?正直私はこの小ささに惚れて買ったわけではなくて、単にe-mobileの通話とテザリングの両方が可能な端末が二つしかなくて、性能の良いほうを選んだだけのことなので、いま買うなら大きくて画面が見やすくてバッテリーが長持ちする方を選ぶと思う。まあ大きいやつを使ってみたら使ってみたで、もっと軽いのがいいなあと思うものなのかもしれない。

    以前はテザリングにこだわっていたけれど、もうPCは外では使わなくなって久しいので、いまなら携帯電話とタブレットがネットにつながればもういいやって思わなくもない。だったらソフトバンクでiPhoneとさらにおまけのタブレットでもう一回線契約するのもいいかもしれない。ソフトバンクはこうやって契約数を水増ししてきたらしいから。まあいまは巨額の有利子負債も返せる目処がたってあまり無理しなくても済むようになったのかもしれないからこういう割引がいつまで続くのか分からないな。依然として綱渡りではあると思うけれど。でもソフトバンクは在日韓国朝鮮人だけに割引サービスを提供しているみたいなのでナシかなあ。半官独占企業DoCoMo vs.韓国利権企業Softbankか。Yahoo!BBが通信料金を価格破壊してくれたことには感謝しているけれど、最近のメガソーラーなんかで利権を取りに来ているのを見ると、そろそろ野放しは危険だと思う。権力を持った人たちの狭間で私たちは揺れるしかないのか。彼らだって慈善事業でやってるわけじゃないんだしね。

    めっちゃイーモバイル!の回線には特に不満はない。ほとんどネットサーフィンと2ちゃんねるぐらいにしか使ってないからね。たまに動画サイトで動画を見るけれどやっぱり遅い。でも見れなくはない感じ。動画メインな人には勧められないけれど、他のサービス使ったことないから分からない。もっと帯域が狭くてもいいから安いサービスがいいというなら、日本通信や特にイオンのやつが安くて人気らしい。でもブラウザや2ちゃんねるでも回線細いとストレスを感じるので、よほど金を節約したいのでなければ通話だってできるからe-mobileのほうがいいと思う。お金を惜しまないのであればドコモがいいんだろうし。バランス的に自分みたいなユーザーにはe-mobileはとても良いと思う。

    (最終更新日: 2012年5月27日 by ひっちぃ)

    コメント

    ドコモの攻勢・月々サポートなど ひっちぃ
    ドコモは高いみたいなことを書いたけれど、いまはドコモが攻勢を掛けているみたいでアホみたいに安く契約できるらしい。その仕組みは大きく三つある。
    ...
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