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    クリプトン・フューチャー・メディア株式会社

    まあまあ(10点)
    2009年3月4日
    ひっちぃ

    ヤマハの合成音声技術VOCALOID2を使ってアニメ声優の声で歌を自由に歌わせることの出来る、「初音ミク」で有名になったクリプトンのキャラクター・ボーカル・シリーズの第三弾。今回は声優の浅川悠を起用し、ちょっと大人びた歌声になっているほか、英語でも歌わせることが出来るのが大きな特徴。

    音声データの容量が増えたせいか、より人間らしい歌声になった。しかし、第一弾の「初音ミク」よりもうまく歌わせるための難易度が多少上がっている。よく言われるのは、子音と母音を分離しないと不自然になることがあること。たとえば「カ」だったら短い「カ」と長い「ア」に分割したりする。

    ほか、何故か意図しないところで歌声がスタッカートになってしまうことがある。うまい対処方法が見つかったという報告を一応聞いたことがあるので、手間を掛ければ自然になるのだと思うが、こういうこまごまとした手間を掛けるのがイヤな人にとっては面倒になった。

    英語は思ったより流暢で驚いた。音素を直接入力するほか、英語のテキストを入力すると自動的に音素に分解して入力してくれたりもするので楽。ただし、Theをザとするかジとするか、とかの細かい例外規則は自分で調整する必要がある。ほかにも、ほっとくと音素を出来る限り詰め込んでしまうので、伸ばして歌わせたいときには手で分けなくてはいけない。

    割と期待以上の性能を持っていて大体満足しているのだが、声質についてはどちらかというと残念に思っている。クールでハスキーで大人びた声なのだと謳い文句にあり、それは言われてみればそのとおりで偽りはない。それはそうなのだが、声に芯がなくて、一言で言えば「やる気のない声」をしている。元気のいいポップやロック、意志を感じさせるバラードにはあんまり向いていないと思う。逆に、物憂げな曲や、抑揚の少ない曲、ぼーっと歌うような曲(エロチックじゃないフレンチポップとか)には向いている。って、この声質に合った曲を好んで作る人って実はあんまりいないんじゃなかろうか。

    というわけで、冷静に考えるとこの製品はあんまり広く勧められるものじゃないよなあ、と思った。とりあえず英語を歌わせるという目的だけでもいいんだけど、曲の感じが変わってしまうので割りきりが必要。エフェクトを掛けまくったらなんとかなるのだろうか。

    [参考]
    http://www.crypton.co.jp/mp/
    pages/prod/vocaloid/
    cv03.jsp

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