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    marantz

    傑作(30点)
    2005年11月21日
    ひっちぃ

    マランツが近年の低能率なスピーカーと比較して力不足だったと言われているプリメインアンプへのテコ入れとして出したエースPM-11S1の弟分。去年、ヨーロッパの業界団体が作る賞をプリメインアンプの部門で受賞した。

    私はこれまで、このツーランク下の PM-8100SA を使っていたが、このアンプに換えるとすぐに音質の差が分かった。オカルトな表現になってしまうが、音圧が全然違う。値段の差が倍以上違うのだから当然といえば当然だが、こんなに違うものとは思わなかった。メインスピーカーの B&W CDM1NT はより奥行きのある音を鳴らすようになり、机上の BOSE 121 はソースによってはこもりがちだった音が一気に抜けた感じ。

    アンプとプレイヤー(要はCDプレイヤー)とスピーカーの価格費のバランスは 3:3:4 がいいと言われているが、アンプ5.5万(PM-8100SA当時)にスピーカー10万(B&W CDM1NT)の組み合わせより、アンプ13.5万(PM-15S1)にスピーカー4万(BOSE 121)のほうが音がいい気がする。オーディオシステムは一般に、鳴らしたいスピーカーを選んでから他のコンポーネントを揃えていくのが良い選び方なのだそうだが、高いスピーカーは置き場所にも困るし、アンプでまず音が変わるのだから、アンプからまずいいものを揃えるほうがいいんじゃないかと思い直した。

    でもさすがに BOSE 121 にはちょっと限界を感じた。アンプのパワーが上がって初めて気づいたことだ。CDM1NT を余裕で鳴らした音にはかなわない。いまは 125 に買い換えたのだけど、音楽だけを楽しみたいとき以外は 125 で聞いて十分満足している。こうして文章を書いているときも、パソコンに向かっているので 125 で聞いている。リスニングポイントが満足にとれないぐらいなら、小型スピーカーを強力めなアンプで鳴らしたほうが満足いく結果になった。

    いまは音楽を聴くのが楽しくてしょうがない。

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