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    アナム&マキ

    まあまあ(10点)
    2002年2月4日
    ひっちぃ

    女性二人組のユニット。アコースティックなサウンドにシャウトを織り交ぜたラフなボーカルが乗っている。

    私がこのユニットを知ったのは、深夜に芸人の東野孝治がやっている音楽番組の中でである。たまたまつけたテレビで異常なまでの腰振りで歌っていたこの二人を見てずっと気になっていたので、それから半年以上たってたまたま CD ショップの棚で発見したので買ってみた。

    はっきりいって私はこのユニットやこのアルバムを他人に薦めようとは思わない。色々な意味で厳しいところがある。

    一番大きいのは歌詞である。歌詞のほとんどがいわゆる「恨み節」みたいなもので成り立っている。狙っているのだろうか。もっと普通の路線でいけなかったのだろうか。この二人は近年の日本のガールポップの中に入れたらルックス的に厳しいものがあるので、違う路線を狙ったのだろうか。私は別に普通でよかったと思うのだが…。よくも悪くもこの二人組の強烈な個性となっている。

    二番目は、アコースティックな音はいいのだが、他の編曲については割と平凡で、かつヒット曲がおそらく一曲ぐらいしか見つからない。耳慣れた曲を期待するならその一曲しか望めない。

    もちろん薦められる理由もある。近年の日本のポップスに飽き飽きしていたら、といううんざりげな理由でなら薦められる。

    ところで私は、最近楽器を弾かないミュージシャン気取りが腹たってしょうがないので、生楽器を演奏しているというだけで評価が甘くなる。

    セカンドアルバムが出ているらしいのだが、ビックカメラでは売られていなかったので買っていない。日本の CD は値段がとにかく高いので、割引やポイントカードによる実質的な値引きがなければ、よほど聴きたいと思わない限りどうにも触手が伸びない。このアナム&マキに関して言えば、2,400円くらいで売られていたら多分買うだろう。

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