

「地頭(じあたま)」
細谷功?
2025年8月31日
生まれつきの思考力や論理的な問題解決能力を指すビジネス用語。
まとめサイトを巡回していたら、大学受験についていじるのが専門の学歴YouTuberのインタビュー記事をまとめた記事があって、その中で「地頭」は逃げだと言っていることが話題となっていた。
高学歴ってただペーパーテストに強いだけじゃん。地頭だったらFラン大学も高卒も負けてなくね?
http://jin115.com/archives/
52433015.html
AI (Copilot)に聞いてみたらこの言葉は細谷功という人が『地頭力を鍛える ― 問題解決に活かす「フェルミ推定」』(東洋経済新報社)というビジネス書により広まった「地頭力」という言葉がもとになっているらしい。日本語の法則に則った言葉なのでそれ以前に誰かが言っていた可能性もありそう。
自分がこの言葉を初めて知ったというか見かけたのは、元外務官僚で作家の佐藤優の著作の中でだった。言葉の定義は人によってそれぞれ少しずつ違っているのかもしれないけれど、要は「素の頭の良さ」みたいなものを表す言葉なんじゃないかと思う。だからじゃあそれってなんなの?って話になる。
前述の学歴YouTuberである「びーやま」氏は、ペーパーテストをはじめとする大学受験で地頭は鍛えられると言っていた。だから高学歴の人は地頭が鍛えられているし、ペーパーテストはそれを測るいい目安なのだそうだ。
「高学歴の人ってペーパーテストに強いだけじゃないですか。地頭だったらFラン大も負けていないと思います」。学歴はただの試験結果なのか
https://news.yahoo.co.jp/
articles/
784b99f73ea90f17cebddbc7f79290ff
da30589b
これはインタビュー記事に見せかけた本の宣伝だったw
自分が中学生の頃、数学の先生が教科書には載っていないちょっと難しい図形の問題をみんなに出してきたことがあって、自分はそれを無理やり解いた。先生の示した解法は補助線を引くものだった。自分はそれを使わず強引に解いた。補助線なんて引かなくても解けたので当時の自分は素で頭がいいんだと思った。補助線なんて単なる暗記やセンス(笑)でしかないんだと。
この程度のことで地頭がいいと誇るのもどうかと思うけれど、勉強してこなかったのに地頭がいいと思っている人の問題点はここに集約されると思う。
正解にたどり着いてはいるのだけど、そのプロセスがよくわかっていない。だから人に教えることもできないし、段階を踏むこともできない。補助線の引き方だって数学的なセンスだしパターンの暗記なので教えられないけど、少なくとも補助線を引くことによって確実に問題が解きやすくなるし、正解へと近づくことができる。
受験数学なんて問題の暗記だと言う人がいて、実際そのとおりだと思うんだけど、パターンを暗記することによってそのパターンをあてはめる力がつき、複雑な問題を解くことができるようになる。
以前、専門学校卒で自分は地頭がいいと思っていそうな人と仕事をしたことがあって、その人はおそらく正解にはたどり着いているんだけど、それを導き出した自分の理屈だけが正しいと思っているようなふしがあって、人の考えを聞かないような人だった。物事を抽象化して一般化する能力に欠けているんだと思う。たぶん中小企業のワンマン社長なんかがこのタイプなんじゃないだろうか。
細谷功という人が言っている「フェルミ推定」とは物理学者エンリコ・フェルミが得意としていた概算のことで、正確な値がわかっていないことについて独自に理屈付けしてざっくりと推定して計算することを言う。外資系コンサルタント会社の採用試験に使われることが多いらしい。
コンサルタントにとって必要なのは人を説得するというか言いくるめる力なので(笑)独自に理屈付けしてそれっぽいことを言うにはまさにこのフェルミ推定するような力が求められるのだと思う。
これに限らず、なにかしら絵を描いて計画を立てる力はどんな仕事にも必要だし、理系の人にありがちな「その言葉の定義は?」「前提条件をもっとはっきりさせてくれ」みたいな全部はっきりさせないと答えを導き出さない人では回せない仕事が多いのは確かだと思う。
なんか取りとめのない話になってしまったけれど、要は頭の良さというものにはいろいろあってそれぞれ求められる局面が違うんだってことだと思う。
まとめサイトを巡回していたら、大学受験についていじるのが専門の学歴YouTuberのインタビュー記事をまとめた記事があって、その中で「地頭」は逃げだと言っていることが話題となっていた。
高学歴ってただペーパーテストに強いだけじゃん。地頭だったらFラン大学も高卒も負けてなくね?
http://jin115.com/archives/
52433015.html
AI (Copilot)に聞いてみたらこの言葉は細谷功という人が『地頭力を鍛える ― 問題解決に活かす「フェルミ推定」』(東洋経済新報社)というビジネス書により広まった「地頭力」という言葉がもとになっているらしい。日本語の法則に則った言葉なのでそれ以前に誰かが言っていた可能性もありそう。
自分がこの言葉を初めて知ったというか見かけたのは、元外務官僚で作家の佐藤優の著作の中でだった。言葉の定義は人によってそれぞれ少しずつ違っているのかもしれないけれど、要は「素の頭の良さ」みたいなものを表す言葉なんじゃないかと思う。だからじゃあそれってなんなの?って話になる。
前述の学歴YouTuberである「びーやま」氏は、ペーパーテストをはじめとする大学受験で地頭は鍛えられると言っていた。だから高学歴の人は地頭が鍛えられているし、ペーパーテストはそれを測るいい目安なのだそうだ。
「高学歴の人ってペーパーテストに強いだけじゃないですか。地頭だったらFラン大も負けていないと思います」。学歴はただの試験結果なのか
https://news.yahoo.co.jp/
articles/
784b99f73ea90f17cebddbc7f79290ff
da30589b
これはインタビュー記事に見せかけた本の宣伝だったw
自分が中学生の頃、数学の先生が教科書には載っていないちょっと難しい図形の問題をみんなに出してきたことがあって、自分はそれを無理やり解いた。先生の示した解法は補助線を引くものだった。自分はそれを使わず強引に解いた。補助線なんて引かなくても解けたので当時の自分は素で頭がいいんだと思った。補助線なんて単なる暗記やセンス(笑)でしかないんだと。
この程度のことで地頭がいいと誇るのもどうかと思うけれど、勉強してこなかったのに地頭がいいと思っている人の問題点はここに集約されると思う。
正解にたどり着いてはいるのだけど、そのプロセスがよくわかっていない。だから人に教えることもできないし、段階を踏むこともできない。補助線の引き方だって数学的なセンスだしパターンの暗記なので教えられないけど、少なくとも補助線を引くことによって確実に問題が解きやすくなるし、正解へと近づくことができる。
受験数学なんて問題の暗記だと言う人がいて、実際そのとおりだと思うんだけど、パターンを暗記することによってそのパターンをあてはめる力がつき、複雑な問題を解くことができるようになる。
以前、専門学校卒で自分は地頭がいいと思っていそうな人と仕事をしたことがあって、その人はおそらく正解にはたどり着いているんだけど、それを導き出した自分の理屈だけが正しいと思っているようなふしがあって、人の考えを聞かないような人だった。物事を抽象化して一般化する能力に欠けているんだと思う。たぶん中小企業のワンマン社長なんかがこのタイプなんじゃないだろうか。
細谷功という人が言っている「フェルミ推定」とは物理学者エンリコ・フェルミが得意としていた概算のことで、正確な値がわかっていないことについて独自に理屈付けしてざっくりと推定して計算することを言う。外資系コンサルタント会社の採用試験に使われることが多いらしい。
コンサルタントにとって必要なのは人を説得するというか言いくるめる力なので(笑)独自に理屈付けしてそれっぽいことを言うにはまさにこのフェルミ推定するような力が求められるのだと思う。
これに限らず、なにかしら絵を描いて計画を立てる力はどんな仕事にも必要だし、理系の人にありがちな「その言葉の定義は?」「前提条件をもっとはっきりさせてくれ」みたいな全部はっきりさせないと答えを導き出さない人では回せない仕事が多いのは確かだと思う。
なんか取りとめのない話になってしまったけれど、要は頭の良さというものにはいろいろあってそれぞれ求められる局面が違うんだってことだと思う。