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テイルズ・オブ・デスティニー

ナムコ

いまいち(-10点)
2004年7月4日
ひっちぃ

ナムコが出した本格的RPGシリーズの一作。喋る剣を手に入れた主人公スタン・エルロンが、仲間たちと出会い、はるか昔にあったという天上戦争の再来を防ぐために冒険する話。

ハードはプレステだが、スクウェアのファイナルファンタジー6と同じくらいの技術を使った 2D のRPG。たぶんナムコは、ファイナルファンタジーやエニックスのドラゴンクエストと並ぶシリーズを作ろうとしたのだと思う。

戦闘システムに独特のアクション性があり、コマンド入力だけのRPGとは一味違う。ただ、自由にキャラクタを動かせるわけではなく、攻撃ボタンと方向ボタンの組み合わせとなっている。それでも割と細かい操作ができ、敵の攻撃や弾をよけたり、奥や空にいる敵に当てにいったりと、工夫のし甲斐があり、なおかつ基本はオートなので面倒くささをあまり感じない。技にも威力だけでなくレンジやタイミングがそれぞれで、使い分ける楽しみがある。私はかつてグランディアの戦闘システムを高く評価したのだが、戦闘システムの完成度という面ではこの作品のほうが高いと思う。

アニメの要素を取り入れている。オープニングからしてアニメ。いのまたむつみが原画を担当しており、あの独特のボーイッシュなヒロインの絵がとても魅力的である。まあこの人の描く絵って非常にワンパターンなのではあるのだけれど…。声優まで使って本格的。こういうのに拒絶反応を持つ人には勧められないが、楽しみたい人だけどっぷり楽しめるよう、フィールドでじっとしていると会話が始まるというあくまで付加的なものとなっているため、飛ばしたい人は簡単に飛ばせる。

サイドストーリー。うーん。まあまあ。記憶喪失の女マリーの小話はとてもよかったと思う。ただ脚本に難あり。あまり突っ込まず素直に感動しよう。記憶がよみがえった途端に悲しみが訪れるとだけ言っておく。

ヒロインのルーティは動かしきれていない。途中の町で主人公スタンに微妙な想いを感じて行動するシーンがあるのだが、どうなのだろう、多くの人はいまいち感を感じると思う。強がるキャラが弱いところを見せるというのが黄金のパターンで、それを狙ってるのかと思ったら、安易になるのを避けたのか、それともこのキャラを大事にしたかったのか、寸止めをされている。

メインストーリー。悪くはないのだけど、良くもない。基本的にキャラクター中心で進むので、メインストーリーはどうでもいいのかもしれない。ルーティに連れまわされたり、少年剣士リオンに連れまわされたりと、よく言うとキャラクターを生かしたストーリーになっている。それに比べると、天上戦争などの背景はお粗末に見える。これも結局喋る剣ことソーディアンたちのキャラクターが中心。展開上世話になった人たちが逆に敵になるところも面白いが、いま一つ。

この作品は割とよく出来ているのだと思う。だが、プレイヤーである私のほうに問題があることが明らかで、そのせいで評価が及ばないところが多い。細かいところは無視してクリア優先で行った。ダンジョンは長くてエンカウントがうっとうしいが、学生には丁度いいのかもしれない。謎解きもじっくりやって楽しんだ人のほうが多いかもしれない。やり込みの要素も充実しているみたいだが、そこまではやってられなかった。

それらを考慮に入れたとしても、やはりいまいちな感じがする。人に薦めたいと思えない。よい作品は人に薦めたいものだと思うものだ。

ところで、攻略サイトとして Tales of Together 200X というところを利用させてもらったのだが、ここの掲示板の規約がやたら長くて笑わせてもらった。確かに家庭用ゲームの攻略サイトの掲示板ともなると、年齢的に幼い人が他人のことに無頓着だったり騒動を起こしやすかったりするのだろうけど、ここまで規約を書くサイト側にはやたら偏執的なものを感じる。ネタと思って読むと面白いので見てみると良い。ただ、最初は笑っていても、だんだん腹が立ってくる。

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