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「日本に抑留されたのは米政府の責任」

産経新聞 2002.7.31

まあまあ(10点)
2002年7月31日
ひっちぃ

開戦時にフィリピンにいたアメリカ人600人が、開戦前に本国に引き上げるのを政治上の理由から米政府に阻止され、それによって日本に抑留されたことを米政府に訴えたらしい。

アメリカは当時国民の反戦気運に支配されており、あの手この手で議会が国民を戦争にもっていくよう仕組んだと言われている。その疑惑の一番大きなものが、パールハーバーを知りながら現地の司令官にその情報を出さず、日本に先制攻撃をさせるようしむけたと言われているものだ。

今回の件が本当だとすれば、というか訴状の主張は、アメリカ人がフィリピンで日本人により被害を受けたという事実を作り、メディアで報道して国民を戦争賛成にもっていこうとしたというものだ。

それにしてもいまなぜこのような話が出てくるのだろうか。戦後 60年近くたったいま、なぜなのだろうか。しかも、アメリカ人がアメリカ政府を訴えているのだ。戦後アメリカ在住の人々で、日本企業に徴発されて働かされたと賠償を求める訴訟をしたというのは、日米関係に亀裂を入れるための戦略の一つとして理解できる。

50年たってやっと当時の情報が出てきたからだろうか。だとしたら、民主主義をうたっていた当時のアメリカとは一体なんだったのか。ちなみに、非公開にしておく期限が過ぎても、一部の資料はさらに非公開が延長される決定がなされているそうだ。

[参考]
http://www.sankei.co.jp/

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