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映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ

原作:臼井儀人

傑作(30点)
2005年6月15日
ひっちぃ

ご存知、親が子供に見せたくないテレビ番組ベスト3にアニメで唯一入るクレヨンしんちゃんの劇場映画、おそらく第12作目。今度の舞台は西部劇。町外れの映画館から異世界の西部劇に閉じ込められた野原一家と友達らの脱出劇。

しんのすけだけ遅れて異世界に飛ばされたので、先に飛ばされた風間くんとかが記憶を失いかけた状態で西部劇の世界に同化しつつあるというシチュエーションが面白かった。町を治める悪い知事に立ち向かうものはごく少数で、町人たちは息を潜めて暮らしているのだが、しんのすけが一歩一歩目覚めさせていくところがストーリーとして楽しめた。

終盤になってドタバタアクションで突き進むのはしょうがないんだろうなぁ。映画としての盛り上がりとか考えるとね。前作のヤキニクロードは全編がアクションで薄っぺらかったのに比べると、今作は前半中盤とじっくりストーリーを描きこんでいて良かったと思う。

最後はちょっとだけ泣ける。なぜかファイナルファンタジー10を思い出してしまった。SFとしての仕掛けはちょっといまいちだけど、メタなところが目新しく感じられる人にとってはそれなりに良いかも。

クレしんの映画というと、ヒロインはかっこよくて美人のおねいさんなんだけど、今作は中学生ぐらいの年齢のけなげな少女になっている。なんかしんのすけが成長しているみたいな感じがする。いや、相変わらずななこおねいさんなんだけど。

最近いい映画がないのでちょっと甘めに評価してしまう。9作目のオトナ帝国の逆襲は本当にいい作品だったなぁ。

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