追放された転生王子、『自動製作《オートクラフト》』スキルで領地を爆速で開拓し最強の村を作ってしまう〜最強クラフトスキルで始める、楽々領地開拓スローライフ〜 8巻まで
原作: 熊乃げん骨, 漫画: ダイチ, キャラクター原案: 転 (講談社 少年マガジンコミックス)
まあまあ(10点)
2026年10月4日
フォルニア王国の第三王子テオドルフは、王族が13歳になったときに女神からもらえるはずのギフト(特殊能力)を既にひそかにもらっていたため、儀式のときに何もギフトをもらえずできそこないとして「死の大地」の領主に任命される体で王国を追放されてしまう。彼はすでにもらっていたクラフト能力で「死の大地」を開拓する。ファンタジー小説が原作のコミカライズ版。
自分はやっぱり生産系の異世界ファンタジーが大好きなので、いい感じっぽい題の(?)この作品を読んでみた。そんなにおもしろくなかった。
テオドルフくんの持っている生産スキルは結構万能で、着いてすぐにしっかりした家を建てたほか、蒸気で動く自動車とか魔法で動く武器なんかをあっというまに作っていた。ただし材料は用意しないといけない。あと、あまり大きなものを一度に作りすぎると消耗して昏倒してしまう。対象をよくイメージしなければいけないけど薬まで作っていた。
追放されたテオくんに唯一付き従ったのは、メイド兼剣術教師のレイラだけだった。こいつは凄腕の元冒険者で、テオくんのことが大好きな女だった。こいつがテオくんに仕えるにいたった物語が途中で挟まれる。テオくんの母親である王妃は重い病気に掛かって亡くなってるんだけど、彼女にテオくんのことを託されるまでもなくレイラはテオくんに最初っからメロメロのショタコンだった。
その後いろんな女がテオくんのハーレムに加わっていくんだけど、レイラが正ヒロインかと思いきやそんな気はしなかった。「死の大地」に住み着いていた神狼フェンリルのルーナ、ゴブリンに襲われた村から助けを呼ぶために逃げてきた村娘アイシャ、昔からの友人だった女勇者アリス、おしとやかなエルフの里長アンナとその妹でツンツンした戦士エレナといった面々が加わっていく。
ヒロインたちは互いのことを競争相手だとは意識しているみたいなんだけど、テオくんのことをそこまで露骨に取り合ってない感じ。自分より一歩リードしてると自分もがんばろうとは思うけど、相手を引きずり降ろそうとしたりはしない。
キスをすることで相手に自分の持っている加護の一部を与えることができるという設定があるので、それを理由付けとしてみんなテオくんとキスしたがる。キスしたいだけちゃうんかと。頻繁にキスしすぎるとテオくんの体が爆発するとかいう設定が女神の口から出てきてウケた。
テオくんは転生する前は社会人で例によって社畜すぎて過労死しているんだけど、なんかこいつほんとに一度大人になったのかってぐらい精神的に幼い感じがした。ヒロインたちから攻められて毎回たじたじしてる。少年の心を持った男ってことなんだろうか。
ヒロインのうち誰かを選ぶとかそういうことはあんまり考えてないみたいだった。とりあえずは全員やりすごしてる感じ?それぞれの愛は受け入れているし、最終的には決断するみたいなんだけど、そんなに悩んでる感じもしなかった。
生産系の話かと思いきや、ちょっと何か作ったと思ったらすぐに巨大な敵が襲ってきて戦闘になる。ドラゴンだのゴーレムだのと延々戦ってて正直自分は退屈だった。テオくんは生活に便利なものよりも巨大な敵の装甲をぶち破ったり弱点をついたりする兵器ばかり作ってる気がする。
テオくんは前世ではクラフト系のゲームが大好きだったからクラフトスキルをくれって女神に言ったらしいんだけど、どういうゲームを想定していたんだろうか。ガストのアトリエシリーズだったら武器とか爆弾とかいろいろあったっけ。
自分はサブノーティカみたいなゲームを想像していたので、行動範囲が広がる便利な道具や乗り物、基地とか食べ物とかを思い浮かべていた。この作品でも最初は畑をたがやして作物を育てようとするんだけど、ほんとに最初だけだった。あ、途中でお米とか作ってたっけ?
自分がこの作品のクラフト要素で一番おもしろく感じたのは、モンスターの沸き出てくる瘴気の沼を利用してマインクラフトのトラップみたいに沸いたモンスターを自動的に倒しつづけて素材を集めるタワーを作ったときだった。作者にはマインクラフトみたいなゲームが頭にあったのかもしれない。
ゲームを参考にするんだったら、クラフトするのに必要な材料集めだとかレシピ集め、乗り越えなければならない障害のためのアイテム作り、より強い装備品を求めたり、敵が未知の素材を落としたり、RPGにありがちなおつかいなど、楽しめる要素はいくらでもあると思うんだけど、この作品はストーリーがほぼ一本道で需要がすぐに満たされるためワクワク感に乏しかった。作るのに時間が掛かるだけでも期待感は上がるのに。
テオくんはみんなが幸せに暮らせる場所を作りたいみたいなんだけど、もうすでにみんなフワッと幸せっぽいので今後の展開に楽しみな要素がなかった。新しい展開として、おいしい魚が食べたいから川の汚染を除去するために汚染源をたどる話があったけど、その話が出るまでは一切そういう描写がなかった。
テオくんは第三王子なので他に第一王子と第二王子もいて、第二王子は性格が悪くてテオくんを亡き者にしようと強い敵を送り込んでくる一方で、第一王子は性格がいいのでテオくんのもとにやってきて一緒に何かする。描写が薄いので特に思い入れも持てなかった。
絵はかなり少年マンガ寄りだと思う。キャラクターの目が大きくて愛らしい一方で、特にテオくんとヒロインたちはみんな幼く見えた。神狼フェンリルのルーナは割と等身があって比較的大人っぽかったけど、それ以外はなんか子供っぽかった。
この絵でちょっとエロいシーンが時々挟まれる。おっぱいでテオくんの体を洗ったりとか。自分はこの絵でエロを見たくなかったんだけど、いまの読者層には特にそんなことはないのかもしれない。
自分には合わなかったけど、少年マンガっぽくて熱いバトル展開を楽しみたい人は読んでみるといいかもしれない。
自分はやっぱり生産系の異世界ファンタジーが大好きなので、いい感じっぽい題の(?)この作品を読んでみた。そんなにおもしろくなかった。
テオドルフくんの持っている生産スキルは結構万能で、着いてすぐにしっかりした家を建てたほか、蒸気で動く自動車とか魔法で動く武器なんかをあっというまに作っていた。ただし材料は用意しないといけない。あと、あまり大きなものを一度に作りすぎると消耗して昏倒してしまう。対象をよくイメージしなければいけないけど薬まで作っていた。
追放されたテオくんに唯一付き従ったのは、メイド兼剣術教師のレイラだけだった。こいつは凄腕の元冒険者で、テオくんのことが大好きな女だった。こいつがテオくんに仕えるにいたった物語が途中で挟まれる。テオくんの母親である王妃は重い病気に掛かって亡くなってるんだけど、彼女にテオくんのことを託されるまでもなくレイラはテオくんに最初っからメロメロのショタコンだった。
その後いろんな女がテオくんのハーレムに加わっていくんだけど、レイラが正ヒロインかと思いきやそんな気はしなかった。「死の大地」に住み着いていた神狼フェンリルのルーナ、ゴブリンに襲われた村から助けを呼ぶために逃げてきた村娘アイシャ、昔からの友人だった女勇者アリス、おしとやかなエルフの里長アンナとその妹でツンツンした戦士エレナといった面々が加わっていく。
ヒロインたちは互いのことを競争相手だとは意識しているみたいなんだけど、テオくんのことをそこまで露骨に取り合ってない感じ。自分より一歩リードしてると自分もがんばろうとは思うけど、相手を引きずり降ろそうとしたりはしない。
キスをすることで相手に自分の持っている加護の一部を与えることができるという設定があるので、それを理由付けとしてみんなテオくんとキスしたがる。キスしたいだけちゃうんかと。頻繁にキスしすぎるとテオくんの体が爆発するとかいう設定が女神の口から出てきてウケた。
テオくんは転生する前は社会人で例によって社畜すぎて過労死しているんだけど、なんかこいつほんとに一度大人になったのかってぐらい精神的に幼い感じがした。ヒロインたちから攻められて毎回たじたじしてる。少年の心を持った男ってことなんだろうか。
ヒロインのうち誰かを選ぶとかそういうことはあんまり考えてないみたいだった。とりあえずは全員やりすごしてる感じ?それぞれの愛は受け入れているし、最終的には決断するみたいなんだけど、そんなに悩んでる感じもしなかった。
生産系の話かと思いきや、ちょっと何か作ったと思ったらすぐに巨大な敵が襲ってきて戦闘になる。ドラゴンだのゴーレムだのと延々戦ってて正直自分は退屈だった。テオくんは生活に便利なものよりも巨大な敵の装甲をぶち破ったり弱点をついたりする兵器ばかり作ってる気がする。
テオくんは前世ではクラフト系のゲームが大好きだったからクラフトスキルをくれって女神に言ったらしいんだけど、どういうゲームを想定していたんだろうか。ガストのアトリエシリーズだったら武器とか爆弾とかいろいろあったっけ。
自分はサブノーティカみたいなゲームを想像していたので、行動範囲が広がる便利な道具や乗り物、基地とか食べ物とかを思い浮かべていた。この作品でも最初は畑をたがやして作物を育てようとするんだけど、ほんとに最初だけだった。あ、途中でお米とか作ってたっけ?
自分がこの作品のクラフト要素で一番おもしろく感じたのは、モンスターの沸き出てくる瘴気の沼を利用してマインクラフトのトラップみたいに沸いたモンスターを自動的に倒しつづけて素材を集めるタワーを作ったときだった。作者にはマインクラフトみたいなゲームが頭にあったのかもしれない。
ゲームを参考にするんだったら、クラフトするのに必要な材料集めだとかレシピ集め、乗り越えなければならない障害のためのアイテム作り、より強い装備品を求めたり、敵が未知の素材を落としたり、RPGにありがちなおつかいなど、楽しめる要素はいくらでもあると思うんだけど、この作品はストーリーがほぼ一本道で需要がすぐに満たされるためワクワク感に乏しかった。作るのに時間が掛かるだけでも期待感は上がるのに。
テオくんはみんなが幸せに暮らせる場所を作りたいみたいなんだけど、もうすでにみんなフワッと幸せっぽいので今後の展開に楽しみな要素がなかった。新しい展開として、おいしい魚が食べたいから川の汚染を除去するために汚染源をたどる話があったけど、その話が出るまでは一切そういう描写がなかった。
テオくんは第三王子なので他に第一王子と第二王子もいて、第二王子は性格が悪くてテオくんを亡き者にしようと強い敵を送り込んでくる一方で、第一王子は性格がいいのでテオくんのもとにやってきて一緒に何かする。描写が薄いので特に思い入れも持てなかった。
絵はかなり少年マンガ寄りだと思う。キャラクターの目が大きくて愛らしい一方で、特にテオくんとヒロインたちはみんな幼く見えた。神狼フェンリルのルーナは割と等身があって比較的大人っぽかったけど、それ以外はなんか子供っぽかった。
この絵でちょっとエロいシーンが時々挟まれる。おっぱいでテオくんの体を洗ったりとか。自分はこの絵でエロを見たくなかったんだけど、いまの読者層には特にそんなことはないのかもしれない。
自分には合わなかったけど、少年マンガっぽくて熱いバトル展開を楽しみたい人は読んでみるといいかもしれない。
[参考]
https://pocket.shonenmagazine.com/title/02611/episode/403482