デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 7巻まで
浅野いにお (小学館 ビッグコミックスピリッツスペシャル)
いまいち(-10点)
2026年7月11日
地球を侵略しにきた謎の宇宙人たちの乗っている巨大な宇宙船が上空に停止したまま浮き続けている空想近未来の東京で、女子高生の小山門出たち仲良しグループが青春を謳歌する。少年マンガ。
浅野いにおの作品は「ソラニン」「おやすみプンプン」と読んできてこの作品がアニメ化されたらしいので気になって読んでみた。よくわからなかった。
主人公の少女、小山門出の下の名前を逆に読んで「でもん」つまりデーモンというあだ名であることが少なくともファーストミーニングになっている。でもあだ名でいじられたりするのは最初だけだった。こいつはちょっとサブカル系のメガネ系女子で、先生に恋して家にまで押しかけている普通の(?)女の子って感じ。
こいつの親友の中川凰蘭っていうツインテールの女の子が強烈で、ゲーム特に人を銃で撃つFPS狂いの上、ネットの申し子のような中二病で、しゃべることが大体ネットスラングと陰謀論というヤバいやつだった。常に目と口から液体がたれている。かわいいw
宇宙人が侵略しにきているヤバい状況下であっても日常が続いていくというのがたぶんこの作品のウリなんだと思う。ごく普通に彼女たちの青春が繰り広げられているんだけど、時々この超常的な現実が彼女たちの日常に影響してくる。
日本の重電企業が宇宙人に対抗する兵器を開発していて、自衛隊がそれを使って時々宇宙人を攻撃している。普通に威力があって宇宙人の小型機や中型機を何度も撃墜している。しかし母船を堕とすには至っていない。
宇宙人も外に出てくる。宇宙船はでっかいけれど宇宙人は小さい。人間の子供よりもちょっと小さいぐらいで、潜水服みたいなのをかぶっていて表情はわからない。彼らの乗った小型機や中型機が撃墜されたかなんだかで脱出し街中に潜伏していたりするんだけど、銃器で攻撃してきたりするわけではない。
よくわからないのは、宇宙人が地球人を殺傷する描写が一切ないことだった。逆に地球人が宇宙人を殺す描写は何度も出てくる。あまり説明がないまま7巻まで読んだ。
さらに輪をかけて不思議なのは、宇宙人視点の物語も断片的に語られだすところ。なにやら彼らにもやむにやまれぬ事情がある様子だった。彼らにとって人間は凶暴な生き物だった。
これってなにか政治臭のするものを描こうとしているんだろうか。それとも純粋なSFを描いているんだろうか。
これまで作者である浅野いにおの作品を読んできて、この人は作家として世の中のつかみどころのないなにかを描き出そうとしているんだろうなあとは思うんだけど、他の作家と比べてみると大して描き出せていないような気がしてならない。他の作家のマネをしつつエンタメに振っているというか。こういう批評の仕方をすると作者を人格攻撃しているようになってしまうけれど、だいぶ作品で遊んでいるように見えるので文句も言いたくなる。
だから自分は7巻まで読んでもうこの先の展開に興味がなくなったので読むのをやめることにした。
毎巻冒頭に「ドラえもん」の主人公のび太を女の子にしたようなしょうもないマンガが載っている。ひょっとしたらこういうマンガを載せることによって、あまり真面目に考えないで楽しんで読んで欲しいというメッセージを読者に投げかけているのかもしれない。
絵はあいかわらずうまかった。特にブスかわいい女の子の描き方が最高で、よくこんな造形でここまでかわいく描けるものかと驚く。女子高生だけでなく担任の先生の彼女でメーカーの広報やってる大人の女性もよかった。男性キャラもみんな特徴があってそれぞれいい味が出ていた。それに加えて今回はメカもよかった。ってアシスタントが描いてるのかもしれないけど。
女子高生(作中女子大生になる)のちょっとだけ変わった普通の日常を楽しみたいだけであれば読んでみてもいいと思う。ちょっとノイズというか変わった味付けも掛かっているけど。
浅野いにおの作品は「ソラニン」「おやすみプンプン」と読んできてこの作品がアニメ化されたらしいので気になって読んでみた。よくわからなかった。
主人公の少女、小山門出の下の名前を逆に読んで「でもん」つまりデーモンというあだ名であることが少なくともファーストミーニングになっている。でもあだ名でいじられたりするのは最初だけだった。こいつはちょっとサブカル系のメガネ系女子で、先生に恋して家にまで押しかけている普通の(?)女の子って感じ。
こいつの親友の中川凰蘭っていうツインテールの女の子が強烈で、ゲーム特に人を銃で撃つFPS狂いの上、ネットの申し子のような中二病で、しゃべることが大体ネットスラングと陰謀論というヤバいやつだった。常に目と口から液体がたれている。かわいいw
宇宙人が侵略しにきているヤバい状況下であっても日常が続いていくというのがたぶんこの作品のウリなんだと思う。ごく普通に彼女たちの青春が繰り広げられているんだけど、時々この超常的な現実が彼女たちの日常に影響してくる。
日本の重電企業が宇宙人に対抗する兵器を開発していて、自衛隊がそれを使って時々宇宙人を攻撃している。普通に威力があって宇宙人の小型機や中型機を何度も撃墜している。しかし母船を堕とすには至っていない。
宇宙人も外に出てくる。宇宙船はでっかいけれど宇宙人は小さい。人間の子供よりもちょっと小さいぐらいで、潜水服みたいなのをかぶっていて表情はわからない。彼らの乗った小型機や中型機が撃墜されたかなんだかで脱出し街中に潜伏していたりするんだけど、銃器で攻撃してきたりするわけではない。
よくわからないのは、宇宙人が地球人を殺傷する描写が一切ないことだった。逆に地球人が宇宙人を殺す描写は何度も出てくる。あまり説明がないまま7巻まで読んだ。
さらに輪をかけて不思議なのは、宇宙人視点の物語も断片的に語られだすところ。なにやら彼らにもやむにやまれぬ事情がある様子だった。彼らにとって人間は凶暴な生き物だった。
これってなにか政治臭のするものを描こうとしているんだろうか。それとも純粋なSFを描いているんだろうか。
これまで作者である浅野いにおの作品を読んできて、この人は作家として世の中のつかみどころのないなにかを描き出そうとしているんだろうなあとは思うんだけど、他の作家と比べてみると大して描き出せていないような気がしてならない。他の作家のマネをしつつエンタメに振っているというか。こういう批評の仕方をすると作者を人格攻撃しているようになってしまうけれど、だいぶ作品で遊んでいるように見えるので文句も言いたくなる。
だから自分は7巻まで読んでもうこの先の展開に興味がなくなったので読むのをやめることにした。
毎巻冒頭に「ドラえもん」の主人公のび太を女の子にしたようなしょうもないマンガが載っている。ひょっとしたらこういうマンガを載せることによって、あまり真面目に考えないで楽しんで読んで欲しいというメッセージを読者に投げかけているのかもしれない。
絵はあいかわらずうまかった。特にブスかわいい女の子の描き方が最高で、よくこんな造形でここまでかわいく描けるものかと驚く。女子高生だけでなく担任の先生の彼女でメーカーの広報やってる大人の女性もよかった。男性キャラもみんな特徴があってそれぞれいい味が出ていた。それに加えて今回はメカもよかった。ってアシスタントが描いてるのかもしれないけど。
女子高生(作中女子大生になる)のちょっとだけ変わった普通の日常を楽しみたいだけであれば読んでみてもいいと思う。ちょっとノイズというか変わった味付けも掛かっているけど。