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Fall Guys シーズン1 FREE FOR ALL
最大60人同時プレイのネット対戦サバイバルアクションゲーム。プレイヤーはジェリービーンズっぽい人型のキャラを操り、レースなどのさまざまなゲームを複数のステージで戦い、最後の一人になるまで勝ち抜くことを目指す。80年代にTBSでやっていた「風雲!たけし城」に影響を受けたとのこと。

二年ぐらい前に出たときは、プレイステーションのネットサービスに加入さえしていれば追加料金なしでプレイできたのと、撃ち合いのような殺伐とした感じではなくかわいいキャラ同士が互いに軽く妨害しあう緩いゲームであったこと、それと有名な配信者による実況プレイの影響なんかでちょっとしたブームになった。つい先月、サービスに加入していなくても誰でも無料で遊べるようになったので自分も遊んでみた。おもしろかった。

対応プラットフォームも増えたけど、Nintendo Switch版は少しフレームレートが落ちてぎこちなかったし、PC版はチート対策なのかゲーム立ち上げ中はマウスカーソルを完全にとられてしまい他のことができなくなるので、無難にプレイステーション4(PRO)で遊んだ。

ショー(プレイのモードみたいなもの)がいくつかあって、基本的なものは「ソロ・ショー」と呼ばれ一人一人で戦うのだけど、「デュオ・ショー」は二人一組で、「スクワッド・ショー」は四人一組で戦う。組むのはランダムで適当に組まされる。ほかに特殊な構成のステージを戦う専用のショーや、友人同士でやったりランドの構成を自由に決められる(?)「カスタム・ショー」なんていうのもある。

最初のラウンドで大体60人が40~44人ぐらいに絞られ、次で30人弱、20人強、十数人、となり、大体十人ちょっとぐらいにまで絞り込まれたところで最終ラウンドとなる。二人一組や四人一組の場合は最後まで生き残ったキャラが属する組全員が優勝となる。一回のラウンドは短いと十数秒かそれ以下、長くても大体3分以内で終わる。ラウンドごとにどのゲームが行われるのかはランダムである。

レースとよばれる種類のゲームがもっとも標準的で、3D空間に作られた高低差のある障害物コースをくぐりぬけながら先にゴールまで行くことを目指す。題にある「Fall」は文字通りコースから落下することを表していると思われる。TBSの「風雲!たけし城」にあった「ジブラルタル海峡」みたいに、大砲からファンシーな弾が飛んできて弾き飛ばされたりする。

いろんなコースが用意されているけれど、基本コースは数種類で難易度によって障害物が追加されたりする。似た実力同士のプレイヤーがマッチングするようになっているはずで、ベテランぞろいであればあるほど障害物が多くなると思う。

プレイした感じ、なんというか任天堂「マリオカート」に近いものを感じた。誰でも初見で遊べるとっつきやすさもあるけれど、やっぱりやっていくうちにコースを覚えるほうが早くゴールへ行ける。ショートカットなんかもあったりして、知っているとそれなりにライバルに差をつけることができたり、リスクを抑えてレースを展開できたりする。

アバターを着飾ることができて、課金要素となっている。課金しなくてもそれなりに色んな恰好ができるので十分楽しめると思うけれど、課金が必要なファッションのほうが結構目立つ。まあこのゲーム、妨害要素があるので勝ち抜くには目立たないほうがいいんだろうけど、やるんだったら自分を目立たせたいっていうのもあると思う。なお、課金によってゲームが有利になることは一切ない。…いやひょっとしたらマッチングで優遇されるかも(憶測)。

R2キーを押すと相手を少しの間だけ掴むことができて、掴まれた相手はあまり身動きができなくなる。個人的に一番効果的な妨害は、相手が隙間をジャンプする直前にちょっとだけ掴むことにより、相手はジャンプに失敗して奈落に落ちる(笑)。掴んだまま方向キーを倒し続けて相手を崖から落とすこともできるけれど、相手も気づいたら押し返してくるのであまり成功しない。

レースだけではなくてサバイバル形式のゲームもある。決められたフィールド内に一定時間残り続ければ勝ち抜けられる。そのあいだ、大砲の雨が降り注いだり、動く床から転げ落ちそうになったり、立つとヒビが割れて抜け落ちる床が敷き詰められていたり、障害物に跳ね飛ばされそうになったりする。爆弾を投げて相手を吹き飛ばすことができるゲームもある。

チームに分かれてサッカー(?)やバスケット(?)なんかをやるゲームもある。この場合のチームはその場で勝手に割り振られるため、チームメイトの動きを見てたとえばみんな攻めてるなと思ったら自分がキーパーやポイントガードをしようとか考えて動くと勝ちやすくなる。

60人もいる中で1位になるのは難しいので、似た実力同士でマッチングするとはいえ最初のうちは全然勝てないと思う。最終ラウンドで運の要素が強いゲーム(?)を引くとまぐれで勝てたりする。また、デュオやスクワッドのショーでやると最終ラウンドまで行けば同じチームの人が勝ち残っておこぼれにあずかることもある。足を引っ張られることもあるけど。

無料ゲームになったためかどうか知らないけれど、デイリー(毎日)とかウィークリー(毎週)で目標が示されて、たとえばソロ・ショーで何回シルバー・メダルを取るとかの条件を満たすと報酬がもらえる。もらった報酬によりランクが上がってファッションアイテムをもらったり、通貨っぽいのをもらってファッションアイテムを買ったりできる。また、五日間ぐらい掛けて行われるイベントが数日ごとに開かれて、イベント専用の目標を満たすとイベント専用アイテムをもらえたりする。

プレイ時間が短いので手軽に遊べるのがいい。負けても次がんばればいいか、となるのでリスクもなく挑戦し続けられる。ネット対戦なのでその時その時の状況によって同じゲームでも全然違った展開になるのがおもしろい。スタート位置もランダムだから、先頭をキープしてそのまま逃げ切ろうとか、後方からのスタートでなんとか生き残れるようにしようとかいろいろ考える。シーソーなんかのギミックは他のプレイヤーが多く乗った方に傾くのでヘタな方に乗ると振り落とされるし、人が殺到しているところだと思うように進めないので別の道を選んだほうがよかったりする。

難点として、まずプレイヤーによってどうしても苦手なゲームや、それ以前にあまり楽しめないゲームが出てくると思う。自分は「しっぽオニ」といったおいかけっこ系や、わっかをくぐってスコアを稼ぐフープ系、割れる床の上でのサバイバル系のゲームが苦手だった。それでも最終ラウンドでなければ別に一位を取らなくても足きりに引っかからなければいいので割となんとかなる。

ネット対戦なのでマッチングがひどいと一回戦でなにもできずに敗退することがある。そのときは切り替えて次やるといい。

敗退したゲームにまた挑戦したいと思っても、ランダムなのでなかなか次にそのゲームが選ばれないことがある。そういうときは、たまに特定のゲームだけしか現れないショーが開かれることがあるのでそのときに集中して練習するといいと思う。

デュオ・ショーやスクワッド・ショーの場合、チームメイトがヘボかったらいくら自分ががんばっても挽回しようがないことがある。腕だけでなく回線落ちみたいなのもあってそのときはどうしようもない。まあ早々に見切りをつけてわざと回線を落している人もいそうだけど。

たまに非常に難易度の高いイベントがあって、たとえば先日行われたやつでソロとデュオとスクワッドのショーすべてで一回ずつ優勝しないとすべての報酬がもらえなかったのだけど、そうなると意地でも勝とうと何度も何度もやってしまうのだけど、そのうち義務感だけが残っておもしろくなくなってしまう。自分は結局ソロ・ショーの優勝だけあきらめた。何度もやっていればそのうち優勝できるぐらいには上達したけれど、期限が決まっているのでそれまでに優勝できるかどうか分からないし、おもしろくなくなってまでやり続けてもしょうがないと思ったから。そういう割り切りは必要だけど少し引きずる。

なんといってもタダでプレイできるのだから、Epic Games(中国)に個人情報を握られるのがイヤでなければ(!)試しに遊んでみるといいと思う。
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