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君に届け 1巻だけ
日本の古い怪談などに出てくるような長い黒髪や外見をした根暗な少女が、みんなの嫌がる学級委員や先生の手伝いなどを地味に率先して引き受けていることなんかが理由となって、誰彼なくクラスメイトにしゃべりかける明るくて爽やかな青年の気を引き、その青年の働きかけによって自分を変えていく話。

別冊マーガレットに連載されているいわゆる少女漫画。

この作品の魅力は、普段損な役回りを自分から引き受けている根暗な少女が、クラスで人気の男にちゃんと見てもらって惚れられるところにあると思う。つまりこれは意地の悪い言い方をすれば地味な少女にとってのファンタジーと言える。私も割と真面目な性格なのでこういう真面目な人が報われる話をとても気持ちよく読んだ。世の中ってそううまくはいかないのだけどせめて物語の中だけはこうであってほしい。

主人公の少女はいままで内に秘めていた自分の言いたかったことをどんどん積極的に口にするようになっていく。正直これはさすがになんでも喋りすぎなんじゃないかと思うのだけど、不器用な少女の針が逆に振れたと見ればそれもかわいい。特に、青年との仲をみんなから疑われたときの弁明(?)の言葉は第一話の山場で、とてもグッとくる。

ただ、この作品には大きな欠点が二つある。

一つは読み切りから連載になったことで、第一話の結末をリセットするためにやや興ざめな補正が行われていることだ。話を延ばすために主人公の少女の想いを恋愛感情から尊敬へと後ろに戻す必要があったと考えるのは分かるが、私は無理に戻さなくても良かったと思う。まだ高校生(?)なんだし、主人公の少女が自分の中でこれは恋愛なのか尊敬なのか悩むぐらいの描写のほうが魅力的ではないだろうか。

二話目以降なかなか進展がない。あ、進展はあるのだけど、流れが遅い。長編のペース配分というのを作者が考えているんじゃないかと思うが、もっと物語をダイナミックにしてほしいと願うのは望み過ぎなんだろうか。魅力的な先生とかクラスメイトなどの脇が固められていっているところは感心するのだけど、青年との関係にも親しい女友達との関係にもほとんど変化がない。

まだ私は一巻しか読んでいないのだけど、これからの展開に対して期待が持てなかったので、また暇な時にでも読み進めようと思ってとりあえず今回はここまでにした。
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