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ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR
架空の近未来を舞台にした戦闘機による空戦ゲームの人気シリーズ五作目。壮大なストーリーが、フルCGムービーとフルボイスで語られ、幾多の特徴的なミッションを攻略していく。

私はこの手のゲームを普段やらないので、他のゲームと比べてのこのゲームの特色を言うことはできないが、このゲームの基本は敵機をロックオンして誘導ミサイルで撃墜することだ。バルカンもあり、バルカンで敵を倒さなければならないステージがあったり、爆弾を使わないといけない特殊ステージもあるが、基本は誘導ミサイルのゲームだ。誘導してくれるとはいっても、機動性に限界があるので、敵の後方から撃たないと当たってくれない。それは敵のミサイルについても言えて、敵が自分の後ろ側に来ると危ないので、ミサイルを撃たれたら振り切る必要がある。

機体を乗り換えることができる。金を稼いで乗り換える。あんまりシビアじゃないので基本的に何も考えなくても好きな機体を買える。金とは別に機体ごとの経験値というかキルレートというパラメータがあり、こいつがたまると上位の機体が買えるようになる場合がある。金よりむしろこっちのほうが貯まりにくいので、新しい機体が出てきたらたとえ中途半端でも乗り換えたほうがいい。

僚機もある。四機の編隊で戦闘する。だから味方が敵を撃墜してくれることもある。仲間の分も機体を買って割り当てる楽しみがある。ただ、味方がどの程度活躍してくれているかよく分からないので、あくまでオマケ要素として割り切ったほうがいい。

基本がしっかりしたゲームなので、やっていて楽しい。何度も何度もやりなおさなくてはならないマップもあったが、やっと攻略したときの喜びは大きい。その点の難易度調整は、絶妙というほどではないが、まずまずといったところか。どうしてもクリアできなければ、難易度を途中で下げることもできる。

基本的にできのいいゲームなのだが、いくつか不満がある。

ミッションが続きモノのときがあって、ステージが前半と後半に分かれている場合、前半をうまくやっても後半やられると最初からやりなおしだ。前半と後半のペース配分とかも考えて攻略しろとのことなのかもしれないし、緊張感を継続したままにするとかの演出意図かもしれないが、正直ウザかった。序盤では空母防衛ステージ、中盤ではゲリラ援護のあとのオブニル戦、終盤では敵拠点破壊のあとのトンネル突撃が嫌だった。

ミッションでやるべきことがわかり難いステージがいくつかあった。いきなり味方がやられてミッション失敗と出て脱力することが何度もあった。一度分かるとなんとなくどうすればいいのか理解できるのだが、それでもまた味方がどこかの敵にやられていたりする。特に地上部隊の援護は、味方がどの敵にやられているのか、上空からは分かりにくいのだ。

最終面のトンネルは何度もやりなおして挫折しそうになった。前半で敵の攻撃を受けすぎると、後半で敵のミサイルをよけるときの緊張感が増す。それも含めて、前半を楽にせずに緊張感を保ったままクライマックスを演出する意図なのかもしれないが、何度もやりなおししすぎてこっちのプレイの緊張がたもてなくなった。結局、三日に分けてプレイし、最後は仕方なくプレイの難易度を最低まで下げてやってクリアしたが、問題はトンネル内の飛行であって、ここまでくると難易度なんて関係ない。別にトンネルが広くなるわけでもないし、障害物がなくなってくれるわけでもない。このステージをクリアできなくて放り出した人もいるんじゃないだろうか。私みたいなゲーマーが苦労する難易度だ。

ストーリーはちょっと臭いけど、悪くはないと思う。アメリカ映画を見ていると思えばいいし、脚本の意図もそんなところにあるのだろう。演出はかなりいい。自軍の司令官が作戦を語るところとか、作戦説明なんか結構かっこいい。ナガセ隊員は設定的に狙っているが、あざといとまではいかない程度だ。

音楽もいい。映画音楽風か。オケでコーラスがあったりと、結構大掛かり。ムービーの出来は、スクウェアほどではないけど完成度が高い。

私は廉価版のパッケージを買ったので、この作品には結構満足している。発売当初定価で買った人は、気合入れてやりこめる人だったら満足できたと思う。
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