| Oxygen Not Included: The Bionic Booster Pack |
酸素の足りない地中から複製人間たちを脱出に導くのが目的のゲームOxygen Not Includedに、普通の食料ではなく電気で動くバイオニック複製人間などを追加するDLC(有料追加コンテンツ)。
本編とニ本目までのDLCは前にクリア済みで、そろそろまたやりたくなってきたのでこのDLCともう一本The Prehistoric Planet Packをオンにしてプレイしてみた。まあまあおもしろかった。
このDLCの目玉であるバイオニック複製人間は、普通の複製人間と基本的には同じ扱いで同様に動いて作業してくれるのには変わりないんだけど、一番の違いとして普通の食料はまったく食べずに電力バンクというバッテリーみたいなものを食べる(?)こと。電池を食べるアニメーションしてて草だった。
電力バンクにはいくつかあって、まず最初は金属鉱石からメタル電力バンクを作る。一人のバイオニック複製人間が一日活動するのに一本消費する。金属鉱石200kg使うのでバカにならない。自分は初めてのときにこればっかり作っていて鉱石が枯渇しそうになった。
次にエコ電力バンクというのがあって、こいつは充電施設により何度でも充電できる。ただし、充電施設の消費電力が480Wもある上に、一本充電し終わるのに半サイクルかかる。最初に使う人力発電機が400Wしか発電できないことを考えるとかなりの電力を食う。しかも、このエコ電力バンクを作るのにアビサライトという例のバイオーム間を隔てる採掘スキル2がないと掘り出せない謎の硬い壁を掘って手に入れる必要がある。
バイオニック複製人間の利点はいくつかあって、一番はブースターと呼ばれるモジュールをつけかえることでスキルの着脱が可能なことだと思う。ブースターには採掘や建築など一通りそろっている。なので特に序盤で必要なスキルを好きに付けかえることができて便利だった。中盤以降も特定のスキル持ちを一時的に厚くしたりできる。
ただし、ブースターを作るにはマイクロチップが必要で、こいつは3サイクルに一度バイオニック複製人間自身が休憩するときに生むんだけど、下位ブースターで2個、上位ブースターで8個も使うので作り放題にはならない。
なお、このマイクロチップは以前から発電施設の効率を上げるためのものとして存在していたため、同じように電力制御端末で作れるのだけど、このDLC導入と同時に行われたアップデートにより作るのに160秒かかるようになったとのこと。
バイオニック複製人間は電力バンクの予備を持ち歩けるほか、酸素タンクも大容量のものが内蔵されているので、なんと補給なしに4日間連続で可動できる。スケジュールも最初から三日間連続で働くよう設定されている。
ちなみに普通の複製人間もスケジュールを何日か分設定しようと思えばできるみたいなんだけど、結局のところ一日に一回食事して排尿し睡眠する必要があるので、日によって時間をズラすぐらいしかできない。数日にわたる変則シフトを組んで施設を一日中効率的に稼働させたいときとかに使うんだろうか。
いいことばかりではなくて、一番の問題点は水に弱いこと。ちょっと濡れてるだけの場所を歩くだけでストレスが激増する。濡れたらすぐ拭くとか、濡れやすい場所の手前にドアを作って入場制限を掛けるとかしないといけない。多少気をつけているつもりでも知らず知らずのうちにバイオニック複製人間が水槽に飛び込んで中にある資源を取ろうとしてしまう。
ストレスが100%になると、普通の複製人間ならそれぞれのストレス反応たとえばモノに当たって設備を壊そうとたりゲロを吐きまくったりしたあとで自然回復するんだけど、バイオニック複製人間の場合は電力バックを放電しまくって周りの施設や生物にダメージを与えたあげくバッテリー残量ゼロになって動かなくなる。これをなんとかするには、他の複製人間に電力バンクを入れ替えさせたうえで再起動させる必要がある。つまり自力ではどうにもならない。救助を待つ間、酸素も消費し続けるのでなくなると窒息して死ぬ。他の惑星に一人で派遣するのはやめたほうがいいと思う。
エネルギーを電気に頼ってるのに酸素も使うっていうのが感覚的によくわからなかった。ボディはロボットなので電気で動くし水にも弱いのだけど、脳は生物なので酸素がいるとかそういう感じなんだろうか。
ほかにオイル交換も必要になる。普通の複製人間と同じようにトイレにも行くんだけど、「残滓」と呼ばれる廃油を出すのでトイレを詰まらせてしまう。これを防ぐには残滓処理装置と呼ばれるこいつら専用のトイレみたいな施設が必要となる。だんだんオイルがなくなっていくので潤滑油がなくなりギシギシして運動能力が落ちていく。
これを防ぐ一番の方法はオイルを補給してやることなんだけど、原油または植物油が必要になる。原油は序盤ではなかなか手に入らないので、まずは植物油なんだけどこれもキツい。一番簡単なのはヘドロを搾ることだけど、開始する惑星によってはヘドロのあるバイオームがないことがあった。自分の場合、DLCのThe Prehistoric Planet Packをオンにしてレリカと呼ばれる惑星で始めたら全然なくて半ばあきらめていたのだけど、このDLCでは植物油を入手する手段が他にいくらか追加されているので最終的になんとかなった。やはり序盤は厳しいんだけど。
新品のオイルを交換する以外にも手段はあって、排出された「残滓」から「ギア軟膏」と呼ばれる薬を作ることで100%維持できるようになっている。自分は最初これ知らなくて残滓を他の複製人間の小便と一緒に穴の中にまとめて入れていたw 排出された残滓には病原菌がついているので殺菌したほうがいいんだけど序盤は厳しいと思う。
とにかくいろいろ面倒なのでSteamのレビューの中にも否定的なものがあって、普通の複製人間と使い分けるぐらいだったらいらんわって言っている人もいたけれど、使い分けが楽しいと言っている人もいた。自分もまあそれなりには楽しめたけど、使いこなせていないのか面倒がまさった。まあこの面倒さを楽しむのがこのゲームなんだと思う。
実質的に酸素マスクが要らないというのは割と便利に思えたのだけど、結局のところ塩素ガスに満ちているところとか気圧が高すぎるところとかに突入させるとデバフを食らって能率が落ちるのは普通の複製人間と同じだった。最終的に高温や極低温の場所に突入させるにはやはりEXOスーツが必要だし。
スキルツリーは全然別でバイオニック複製人間専用のものになっていて、ブースターをつけられる上限が増えたり、各種耐性を上げたりできる。ただしスキルやブースター以外では能力値が成長により増えることはない。
バイオニック複製人間のほかにこのDLCではドローンみたいなやつと遠隔操作ロボットみたいなのが使えるようになる。
「飛行ドローン」はそんなに重くないものを配達してくれる自動制御のロボットで、電力バンクで動くようになっている。試しに使ってみたらいろいろ動き回ってくれていたみたいなんだけど、知らないうちに見なくなったw どっかでエネルギー切れを起こして墜落したか、水場に長いこといて爆発したかしたんだと思う。
「リモートワーカードック」は複製人間の代わりにいろいろやってくれる人型ロボットで、「リモートコントローラ」から遠隔操作できる。たとえば地下深くにある油井の近くに「リモートワーカードック」を置き、コロニーの中に「リモートコントローラ」を用意しておくと、移動に時間がかかり熱で危険な現場でのベント操作を遠隔でやらせることができる。ただし、このロボットは運動性が悪いので段差を登れないし、有線なのか移動範囲も狭い。また、電気だけでなくオイルも消費し、かつ排出もする。
このDLC単独ではいわゆるクリアにあたる大目的がないので、自分は冒頭で述べたようにThe Prehistoric Planet Packという別のDLCも一緒にオンにして遊んだんだけど、誤って開始惑星をテラにしてしまったので、そのDLCの目玉である巨大隕石を撃ち落とすシナリオが発生せず、仕方ないのでそのまま普通の大脱出でクリアするまで遊んでしまった。まあそのDLCについては改めて書きたい。
このゲーム本体を最初に遊ぶ人にはこのDLCは間違いなく勧めないけれど、一通り遊んだ人には新たな要素による便利さと面倒さを楽しめるそれなりにいいDLCだと思うので、このゲームが好きな人ならぜひ遊んでみるといいと思う。
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