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スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園
特別な才能を持った生徒しか入学できない私立希望ヶ峰学園に念願かなって入学した日向創は、入学式の日に意識を失い、気がつくとそこは南国の島だった。14人の同級生とともに修学旅行という体でバカンスを楽しむかと思ったら、またしても殺人ゲームが始まる。推理アドベンチャーゲーム。

前作がとてもおもしろかったんだけど、いったん時間をおいてからプレイしようと思ったら、どうやら最近このゲームのリメイクと追加シナリオが発表されたらしく、そのプロモーションの一角なのか2章以降の配信が許可され、ホロライブの大空スバルがプレイ実況を始めるというから、急いで自分もプレイしながらスバルの配信を追った。とてもおもしろかった。

本作は続編だけどいったん前作とはつながりのなさそうな展開から始まる。登場人物も前作に出てきた十神白夜が出てる(?)ぐらいであとは一新されている。なにやら平和な雰囲気で進んでいき、一体どうなるんだと思ったら、途中で前作の敵だったクマのヌイグルミ「モノクマ」が現れ、例によって生徒たちに殺し合いのゲームを強いてくるのだった。

前作はキャラクターデザインが一部尖っていて正直自分は最初不快感すら感じたのだけど、今回は全員いい感じだった。前作のキャラもプレイしていくにつれてなじんできて最終的には全員好きになれたんだけど、初見の人にはなにこれって思われかねないデザインだったと思う。

特別な生徒たちの二つ名として「超高校級の~」と付く点は前作と変わらず、前の主人公と同じ「幸運」の狛枝凪斗は卑屈で怪しいイケメンキャラで、声優も前の主人公である苗木誠と同じく緒方恵美がやっているけど、二人の間に特に関係はなかった。こいつは自分なんて大したことないと思っており、他のメンバーのことを「希望」だと言って崇拝に近い感情を抱いている。今回場をひっかきまわす役をしており、シリーズ中なんと一番の人気を誇っているとのこと。

「料理人」の花村輝々はリーゼントのチビで、自分が一等地の一流レストランでシェフをしていることを鼻に掛けている。一方でおもてなしの心も持っており、そのためには全力を尽くす。こいつがまさかの下ネタキングで、女の子たちに結構ストレートなセクハラをかますのがウケた。

「体操部」終里赤音は食いしん坊な野生児で、雑なところを「マネージャー」弐大猫丸に目をつけられて反発する。弐台は自身が筋骨隆々だけど人のサポート役を自認するガサツキャラで、こいつのデリカシーのない発言がウケた。この二人は徐々に仲良くなっていく。

「メカニック」左右田和一はツナギを着てて一見不良っぽいけど三下キャラで、「王女」ソニア・ネヴァーマインドに惚れて盛んにアプローチするも毎回袖にされるのがウケた。ソニアは小国の王女で親日家だけどちょっとズレていてヘンな日本文化に詳しく、「飼育委員」田中眼蛇夢のことが好きっぽい。こいつはその名のとおり中二病キャラで、体にハムスター四匹を飼っていて動物にやさしく、言ってることはわけわかんないけどかっこいい(?)。

「日本舞踊家」西園寺日寄子はクソガキで口が悪いため孤立しがちだったけど、「写真家」小泉真昼に面倒を見てもらってからは姉のように慕うようになる。小泉は「ちょっと男子ィ」的な男嫌いで、なにも悪いことしてない主人公にもしょっちゅう攻撃性をあらわにするのがかわいかった。

「極道」九頭龍冬彦はやくざの大親分の息子で、縛られることを嫌い一人で勝手な行動をする。背は低くてとても攻撃的だけど話は通じる。「剣道家」辺古山ペコとはなにやら関係がある様子。

「御曹司」十神白夜は大財閥の後継者で前作にも出ていたけどなぜかすごく太っている。優れた人間の責務として自らすすんでリーダーシップを取るのだけど、その体型通りめっちゃ食いしん坊なのがウケたw

「軽音楽部」澪田唯吹は底抜けに明るいお調子者で、いつもめちゃくちゃなことを言っている。ムードメーカーではなくて異次元の空気を作る変わり者で、宇宙人と話しているみたいな感じ。所属していたバンドを追い出されたっぽい。

「ゲーマー」七海千秋は不思議ちゃん。ゲームが大好きでレストランのホールにあるゲーム機でいつも遊んでいる。こんな性格になったのは両親との関係が希薄だったからっぽい。大抵のゲームは得意だけど恋愛シミュレーションだけ苦手。今回の状況をゲームとして攻略しようとする心強いキャラ。

「保健委員」罪木蜜柑はネガティブないじめられっ子で、主人公がやさしく接しようとしてもすぐに悪意と受け取って卑屈な態度を見せる。「かわいそうかわいい」んだけどちょっと戸惑う。一方で人を治すことについては強い信念を持っていて貫こうとする。なぜか被ラッキースケベキャラ。

今回の主人公である日向創は、記憶を失っていて自分が何の才能を持っているか覚えていない。これが本作の大きな謎に関わってくる。

ゲームシステムは大筋で前作と同じなので説明は省略する。一部でマイナーチェンジされていたり、新たなミニゲームが増えていたりするけれど、題のとおり言葉の弾丸を発射して相手を論破するノンストップ議論が中心になって進むのは変わらず。

今回はシナリオがかなり充実していた。感覚的には質と量のトータルで前作の倍ぐらい増えていると思う。陳腐な物言いになってしまうけれど、笑いあり、涙あり、あっと驚く大転回ありと詰め込まれていた。学級裁判が前作の倍ぐらいのボリュームがあった。前作も名作だったけど本作はそれをさらに上回っていると思う。

自分はこの作品にとても満足しているけれど、気になる点もいくつかあった。

声優陣が豪華でみんな演技が素晴らしかったんだけど、本作の主人公である日向創の声をあの国民的アニメ「名探偵コナン」で主人公の新一の声をやっている高山みなみがやっていて、ビジュアルと合ってないように思えて終始違和感があった。新一の声だという以前の問題だと思う。前作の苗木くんはすごく合ってたんだけど。

チャプター3でモノクマの仕掛けにより生徒の一部が怪しい病気に掛かって性格がガラリと変わってしまう展開が安易すぎた。そのまま殺人事件に入り、犯人の動機も意味不明なものだった。事件のトリックが複雑化して非常にやりがいがあった一方で、普通の神経だったらやらないようなことまでしてしまうようになったので仕方なかったのかなとも思った。

チャプター4は不思議な建物を扱ったミステリーでとてもおもしろい趣向だったけど、生徒たちに食事を与えないことで強制的に殺人を犯させるようにしており、これは明らかに生徒の対処できるラインを超えていてフェア(?)じゃないなと思った。

チャプター5はいろいろと気になるところはあったけど謎解きにつぐ謎解きでどんどんひっくり返るのが素晴らしかった。最初気になっていたところも次のチャプターで明かされる事実によりある程度納得できた。

チャプター6では殺人事件ではなくて例によってこのゲームの舞台そのものの謎解きを行うんだけど、妙なバーチャル空間に連れて行かれて背景を追っていくだけの展開に拍子抜けし、そのあと明かされる真実にもそれほど驚かなかった。これは自分の感受性が衰えたからなのかもしれない。でも明かされる真実には十分納得できた。

本編をクリアするだけでは全員分の攻略が終わらないので、ミニゲームとしてダンガンアイランドというクラフト系のストラテジーゲームが用意されていて、そこで希望のカケラを集めてサイドストーリーを見ることができるようになっている。自分も少しプレイしてみたけど、意外とゲーム性が浅いし各キャラのサイドストーリーも大しておもしろくなかったので途中で投げ出してしまった。この作品に出てくるキャラはみんなとても魅力的なのだけど、深掘りの描写は意外と浅いように思った。

自分でプレイするのがダルいという人はゲーム実況の配信を見てもいいと思う。元同僚はゲームをプレイせず配信だけ見ておもしろかったと言っていた。自分は前述のとおりホロライブの大空スバルがプレイしているのを見た。

【#生スバル】スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園 Anniversary Edition:Danganronpa 2: Goodbye Despairやるしゅば!【ホロライブ/大空スバル】
https://www.youtube.com/watch?v=2FIb7rRyw_k&list=PLOLvMgy3Jf3E6gRLdHu2W8cfQg9JCVOYJ&index=1&pp=iAQB

スバルがいろいろと反応するので、感受性の衰えた自分の代わりに驚いたり笑ったりしていて見ていておもしろかった。特に一見しょうもないギャグとか出てもツッコミ効果で笑ってしまうし、自分がやったときはなんとなく見てただけだったのをいちいち咀嚼してくれているのがよかったと思う。推理パートに関しても、自分でプレイしたあとで実況を見ると、後方腕組み待機してニヤニヤしながら見守れるのでさらに楽しめる。

とにかく脚本が素晴らしく、トリックを解いていくのも非常におもしろいので、ちょっとでもノベルゲームや推理ゲームが好きな人は絶対にプレイしてみてほしい。
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