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声楽を専攻していた声優の高垣彩陽(あやひ)が出したファーストアルバム。アニメの主題歌として使われた何曲かを中心に収録されている。

声優の中で歌手としてもっとも売れているのは紅白歌合戦にも出演した水樹奈々で、確かに歌はうまいのだけど、声優というよりは普通の歌手になってしまっている。声優として役の声色で歌うことができない、あるいは歌に対して本気すぎて地声で歌ってしまうので、声優もやっている歌手といったほうが良いように思う。アニメ「みなみけ」に出てくるボーイッシュな少女・南冬馬の役やってるときの声、好きなんだけどなあ。

次に売れているのはいわゆるアイドル声優と呼ばれる固定ファンを持ったアイドル志向の声優で、いまなら堀江由衣とか田村ゆかりとか戸松遥あたりだろうか。歌は特筆すべきほどうまいわけではないけれど、声優としてそれぞれ個性的で魅力的な声を持っているので聞き惚れる。

残念ながらこれらのうちには入らないものの(売れてるアイドル声優ユニットの一員ではあるけれど)、自分にとって声優の歌手として最強なのは高垣彩陽だと思う。

声楽を専攻していたほどなので当然歌がうまい。声域が広く、普通の歌手には出せない高い音程を余裕で歌える。さすがに声楽の分野の一流のプロと聴き比べると素人が聞いても分かるぐらい落ちるけれど、シングルのカップリングで歌っている名曲の数々はそれなりに聴ける。

それに加えて、ちゃんとアニメの声で歌える。しかも、おとなしいお嬢様キャラとかじゃなくて、アニメ「みつどもえ」の丸井みつばみたいなすごい汚れ役をやる。

でもあんまり売れてないみたいなんだよなあ。

自分は最初、アニメのエンディングテーマになったファーストシングル「君がいる場所」を聴いて一発でやられた。憂いのある旋律をもった曲がまず素晴らしかったことが一番の理由なのだけど、この人が歌ってこの曲の魅力が引き出されたと思う。

ここでやっと今回のアルバムの話になるのだけど、全体的に曲のレベルがまあまあ高いと思う。この人の高い技量に合った、ちょっと難易度の高い独特の魅力を持った曲がいくつかあって、聴いていて楽しい。難易度の高い曲というのは、単純に音域が無茶しているというだけでなく、あまり聞きなれないような転調の仕方をしている曲なんかもそうで、それをごく自然に聞かせてくれるというのもうまい歌手ならではだと思う。

ただ、この人の欠点としては、声に個性というか独特の魅力に乏しいことだと思う。坂本真綾やElisaなんかは歌があまりうまくないと思うのだけど、声にすごく魅力があって、ちょっと聴いただけですぐに聞き分けがつく。こればかりは生まれ持ってのものなのだろうからしょうがないのかな。声楽をかじるとどうしても画一的な声になっちゃうのかも。広瀬香美みたいに、喉の強さを活かして独特の声色を作って歌うといいんじゃなかろうか。どうなるかわからないけど。

こういう実力のある人が活動を続けていってほしいなあ。東山奈央とか。
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