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ツレがうつになりまして。 テレビドラマ版
外資系企業に勤めていた旦那が、会社の業績不振に伴い同僚がリストラされていって締め付けが厳しくなり、いままで普通だったのに突然うつを発症する。売れない女性漫画家だった作者によるうつを扱ったエッセイ漫画が原作のテレビドラマ。

主演がなんと原田泰造と藤原紀香だった。原田泰造のほうはそんなに意外な感じはしなかったが、藤原紀香の老けメイクと最初はいい加減で奔放な性格だった女漫画家の演じ方が結構ハマっていてびっくりした。

うつは伝染するという言葉を思い出した。見ていてこっちまでちょっと憂鬱になった。旦那をボロクソに言う外人上司や、いままで味方だったはずの後輩に使えないと陰口を叩かれたり、協力し合うはずの夫婦がいつのまにか旦那にもたれかかって自己中心的なことばかり言う女。

うつはなかなかなおらず、良い方に向かっていると思ったら全然そんなことはなかったり、良かれと思ってやったことが裏目に出たりと、そういうのをありのままに?描いているところが良かった。

精神科医に女性を配しているのだけど、なんか妙に訳知り顔なのがどうもしゃくにさわった。どうしてだろう。原作にもいたんだろうかこのキャラは。

全三回で、最終話の視聴率が下がってるから、あんまり評判良くなかったんだろうな、と思う。私はそれなりに面白かったけど、人に勧めるほどの作品とは思わなかった。

なぜこのタイミングでドラマ化したのだろう。少し前にうつがそれなりに取り上げられ、企業のうつ対策もある程度は行われたようなのだが、状況はあまり変わっていないということなのだろうか。昨今の不景気で悪くなっているのだろうか。
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