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ハチワンダイバー 1巻だけ
プロ棋士になりそこねて賭け将棋で細々と暮らしていた主人公が、秋葉原の受け師と呼ばれる謎の若い女に勝負を挑んで敗れ、やけっぱちになりながらも再戦を挑むために将棋を勉強しなおそうと決心してまず部屋の整理をしようと業者を呼んだら、その若い女がメイドの格好をして現れた。そんなこんなで真剣師と呼ばれる裏のプロ棋士たちの戦いの場に踏み込んでいく物語っぽい。

このマンガが面白いとかなんとかいう紹介本の2008年版が出ていたので本屋でちょっと立ち読みしてみたらこの作品が二位にダブルスコア以上の差をつけて一位にランクインしていたので気になって一巻だけ買って読んでみた。

うーん。これは評価が分かれるだろうなあ。良く言えばマンガのいや物語の面白さを突き詰めた原点回帰の作品。悪く言えば勢いと先行きの期待だけを抱かせる粗悪な作品。

確かに面白いし先を読みたいのだけど、この作者はストーリーテリングの才だけ目立って物語自体の面白みとか構成に全然期待できない。似たような作品として福本伸行「アカギ」が思いつくので比較すると、「アカギ」のほうは麻雀の扱い方と物語の練られ方がよく出来ていて楽しめるのだが(一方で麻雀が分からないと魅力半減という欠点もあるが)、この「ハチワンダイバー」はその点中身が空っぽで見るべきところがない。真剣師の話なら既にいくつもあるし。

といいつつやっぱり正直先を読みたい。そう思わせるほどだからすごい作品なのかもしれない。でも一巻で六話分しか収録されておらずコマが大きくて展開が遅すぎる。まだ三冊しか出ていない。買って読み終わったあとに残るコミックスがむなしいだろうなあ。この作品は雑誌で読み捨てるのが正しい読み方なのだろう。しょうがないのでマンガ喫茶で読もうかと思う。

でも微妙なんだよなあ。ストーリーを振り返ってみてもこの謎の若い女の描写がわけわからないし、それに絵だって下手だもんなあ。表紙の絵を見て好みじゃなかったら手を出さないほうがいい。本当にこれ以上でも以下でもない絵だ。

ただこれだけは言わせてもらいたいが、この作品をマンガのランキングで年間一位にした紹介本だけは信じられない。もっといい作品は沢山あるはずなのに。
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